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【重賞完全攻略データ】朝日杯FS(GI)を徹底分析!

2014年に小回りの中山から阪神の芝1600m(外回り)に施行コースがかわった2歳チャンピオン決定戦。阪神になってからまだ1回分のデータしかないので、2013年以前の中山時のデータも織り交ぜながら、狙い馬を探っていきたい。

まずは単勝人気ごとの成績から見ていく。

■単勝人気別成績
1人気   【3.1.3.3】/勝率30.0% 連対率40.0% 複勝率70.0%
2人気   【3.1.1.5】/勝率30.0% 連対率40.0% 複勝率50.0%
3人気   【1.0.2.7】/勝率10.0% 連対率10.0% 複勝率30.0%
4人気   【1.2.1.6】/勝率10.0% 連対率30.0% 複勝率40.0%
5人気   【1.2.2.5】/勝率10.0% 連対率30.0% 複勝率50.0%
6?9人気  【1.2.1.27】/勝率3.2% 連対率9.7% 複勝率12.9%
10人気以下 【0.2.0.67】/勝率0.0% 連対率2.9% 複勝率2.9%

同じ距離・コースの2歳牝馬チャンピオン決定戦・阪神JFは、阪神コースが改修されてから実力が素直に反映されやすいレースに生まれ変わった。朝日杯はもともと紛れが生じやすい中山で施行されていながら、1人気が比較的安定していたレースだったが、阪神に舞台を移した2014年も勝ったのは1人気のダノンプラチナだった。コース的に見て、今後は1人気を筆頭に上位人気(5人気まで)の安定味がさらに増すようにも思えるが、同年2着に突っ込んできたのは14人気の大穴アルマワイオリだった。直線が長くなり、無欲の差し・追い込み馬が台頭する可能性も捨てきれず、超人気薄(とくに差し・追い込み馬)の激走にも注意を払っておいたほうが無難だろう。

次にステップ別の成績を見ていきたい。

■ステップ別成績
※連対馬を出しているステップのみ
東スポ杯2歳S  【4.2.1.12】/勝率21.1% 連対率31.6% 複勝率36.8%
ベゴニア賞    【2.0.0.5】/勝率28.6% 連対率28.6% 複勝率28.6%
京王杯2歳S   【1.4.1.32】/勝率2.6% 連対率13.2% 複勝率15.8%
きんもくせい特別 【1.0.1.1】/勝率33.3% 連対率33.3% 複勝率66.7%
オキザリス賞   【1.0.0.0】/勝率100% 連対率100% 複勝率100%
新潟2歳S    【1.0.0.1】/勝率50.0% 連対率50.0% 複勝率50.0%
デイリー杯2歳S 【0.2.2.14】/勝率0.0% 連対率11.1% 複勝率22.2%
からまつ賞    【0.1.0.1】/勝率0.0% 連対率50.0% 複勝率50.0%
くるみ賞     【0.1.0.2】/勝率0.0% 連対率33.3% 複勝率33.3%

成績的に主力といえそうなのは東スポ杯2歳S組だが、2014年の出走は1頭のみで、しかも10着馬の参戦だったから、東スポ杯の上位馬は朝日杯を避けてホープフルSや来春のクラシックトライアルに向かうのが主流になるかもしれない。また、同組で買えるのは【4.1.1.7】の入着(5着以上)馬だけで、6着以下は【0.1.0.5】とかなり買いづらい。一方、京王杯2歳Sを筆頭に前走1400m以下の組も、底力が要求される阪神コースにかわって【0.0.0.6】と全滅。1年のみの結果で結論を出すのは早計かもしれないが、阪神JFでも好走にはマイル以上の実績が求められることを考えれば、今後も苦戦は否めないだろう。そこで注目したいのが、ベゴニア賞、きんもくせい特別、新潟2歳S、デイリー杯2歳Sといった500万以上のマイル組だ。トータル成績も【5.2.7.27】で、勝ち馬の半数、3着以内30頭中14頭を占めている。しかも2014年は上位3頭の前走はすべて500万以上のマイル戦だった。ちなみに過去の連対馬のマイル実績を見てみると、

■過去の連対馬のマイル実績
2005年 フサイチリシャール/未経験
    スーパーホーネット/未勝利(GII3着あり)
2006年 ドリームジャーニー/1戦1勝
    ローレルゲレイロ/未勝利(GII2着あり)
2007年 ゴスホークケン/1戦1勝
    レッツゴーキリシマ/未経験
2008年 セイウンワンダー/3戦2勝(連対率100%)
    フィフスペトル/未経験
2009年 ローズキングダム/未経験
    エイシンアポロン/未勝利(GII2着あり)
2010年 グランプリボス/未勝利
    リアルインパクト/未経験
2011年 アルフレード/2戦2勝
    マイネルロブスト/未経験
2012年 ロゴタイプ/1戦1勝
    コディーノ/未経験
2013年 アジアエクスプレス/1戦1勝
    ショウナンアチーヴ/未経験
2014年 ダノンプラチナ/2戦2勝
    アルマワイオリ/未勝利(GII4着あり)

マイル戦に出走経験があった連対馬は、2010年のグランプリボスを除けば「マイル戦の連対率100%」か「マイルGIIで入着以上」のどちらかをクリアしている。さらにいえば、マイルのGIIとはズバリ、デイリー杯2歳S。2014年に14人気で激走したアルマワイオリのステップでもあり、関西圏に施行場所が移ったことを考えれば、レースの格も合わせて有力なステップになりそうで、入着以上の出走があれば人気不問でマークしておきたい。

さらに2歳戦ということでキャリア別の成績についても見てみると、

■キャリア別成績
1戦  【0.0.0.5】/勝率0.0% 連対率0.0% 複勝率0.0%
2戦  【4.1.2.14】/勝率19.0% 連対率23.8% 複勝率33.3%
3戦  【4.2.4.43】/勝率7.5% 連対率11.3% 複勝率18.9%
4戦  【1.5.2.36】/勝率2.3% 連対率13.6% 複勝率18.2%
5戦  【1.2.1.19】/勝率4.3% 連対率13.0% 複勝率17.4%
6戦以上【0.0.1.12】/勝率0.0% 連対率0.0% 複勝率7.7%

勝ち馬10頭中8頭はキャリア2・3戦馬で占められ、トータルでの成績はキャリア2戦馬が抜けて良い。ただ2戦のキャリアで通用しても、キャリア1戦(新馬勝ち直後)の馬は通用しないのがミソ。また、キャリア過多なのも問題で、6戦以上で3着以内に入ったのは前走で京王杯2歳Sを勝っていた2011年のレオアクティブのみ。GIIウイナーでさえ3着までなのだから、キャリアが多い馬は重賞での実績があってもやや割り引いて考えたい。

最後にジョッキーについても少々。

■ジョッキー別成績
※過去10年で3着以内が2度以上あるジョッキーのみ
M.デムーロ【2.0.0.1】
蛯名正義 【2.1.1.5】
勝浦正樹 【1.1.0.6】
福永祐一 【1.0.1.4】
岩田康誠 【1.0.1.4】
横山典弘 【0.1.1.2】

この表にはないが、過去10年でウイリアムズ、ムーアといった外国人騎手がそれぞれ勝っており、M.デムーロ騎手も含めて外国人騎手が4勝。2着にルメール、F.ベリー、3着にデザーモ、ペリエ、スミヨンの名もあり、JRA所属のM.デムーロ、ルメールはもちろん、ムーアを筆頭として短期免許組には要注意だ。一方、日本人騎手では蛯名騎手の相性が抜群。岩田騎手ともども、タフなコースゆえに体を使ってグイグイと追ってくる騎手はやはり怖い。

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