おしらせ
【地方競馬トピックス】本日の交流重賞・名古屋グランプリは15時35分発走です
■12月23日、名古屋競馬場で交流重賞・名古屋グランプリ(JpnII、ダ2500m)が開催される。
本競走にはJRA勢が5頭、地方勢は7頭がエントリー。発走時刻は15時35分だ。
主役は昨年のジャパンダートダービーの勝ち馬カゼノコ(牡4、栗東・野中)だろう。本年1月末の川崎記念では王者ホッコータルマエをあわや交わすかの脚色で2着。また、前走みやこSでも、勝ち馬であり、のちにチャンピオンズCで4着することにもなるロワジャルダンを上がり最速の脚で追い詰め同タイム決着に持ち込んでいる。追い込み一辺倒の脚質だけに展開に左右される部分はあるものの、今回のメンバーとの力量差は歴然だ。この中間、そう速い時計は出していないが、「使いつつ、心肺機能がグングンと良くなってきている」と、獣医関係者からお墨付きが出るほどのデキ。まず中心の座は揺るがない。
エーシンモアオバー(牡9、栗東・沖)も注目の1頭。2012年、2014年の覇者でもある“ミスター名古屋グランプリ”も、キャリア54戦目、5年連続の出走となる本レースをもっていよいよラストランとなる。前走みやこSこそ、ハイペースのうえに3角過ぎに早めに被せられるような形になってしまい、終いバッタリと止まってしまったが、本年8月のエルムSで0秒2差3着、10月の白山大賞典でも0秒3差2着と、マイペースの逃げが打てればまだまだやれることは実証済み。そして今回それが叶いそうなメンバー構成。前人未到の名古屋グランプリ3勝目を手土産とできるか。
2012年のダート王者ニホンピロアワーズ(牡8、栗東・大橋)もついにこのレースがラストランとなる。昨今は流石に年齢的な衰えは隠せなくなっているが、この名古屋においては、2011年のこのレースで上記エーシンモアオバーを破り、昨年も2着の実績。2012年の名古屋大賞典も勝っており、コース相性の良さはメンバー随一といっていい。最終追いは酒井騎手を背にポリトラックで7Fを馬なりで追い切られたが、一杯に追い切った前走時のラップを上回る元気の良さ。こちらも有終の美に向けて怠りなしといったところだろう。
アムールブリエ(牝4、栗東・松永幹)は3走前のブリーダーズゴールドCで、先日のチャンピオンズCを勝ったサンビスタや、JBCレディスクラシック勝ちのホワイトフーガをまとめて負かした実績が光る。中間は短期放牧を挟んだが、最終追いでは馬場の悪いウッドで5F68秒7-1F12秒4(馬なり)を計時し、至って順調をアピール。今回はオープンレベルの牡馬と初めての対戦になるだけに楽観視はできないが、今の勢いをもってすれば十分に太刀打ち可能なはずだ。
古豪ソリタリーキング(牡8、栗東・石坂)は交流重賞16戦で、掲示板外は1度もなし。ただ前走浦和記念では3着とはいえ、地方馬ハッピースプリントに0秒8ほど引き離されている走りをみても、さすがに年齢的なものからくるパンチ不足は否めない。先週4勝をあげ、騎手リーディング首位の座にたった戸崎騎手がどう捌くかが焦点となるだろう。
■また、12月24日には、園田競馬場で交流重賞・兵庫ゴールドトロフィー(JpnIII、ダ1400m)が開催される。本競走にはJRA勢が4頭、地方勢は8頭がエントリー。発走時刻は15時50分だ。なお、6枠7番のラブバレットがすでに出走を取り消している。
2013年の覇者であるドリームバレンチノ(牡8、栗東・加用)は、ここ最近でも東京盃2着、JBCスプリント5着と崩れておらず、力上位は明白。ゆったりとしたローテーションの叩き3走目ということもあり、馬も確実に上向いている様子で、最有力の1頭であることに間違いはない。ただ、今回は自身初となる59.5キロの斤量がどうでるか。軽量馬の食い込みには細心の注意が必要だろう。
若さと軽快な先行力がウリのアキトクレッセント(牡3、栗東・清水久)は、前走ユニコーンSこそスタートで躓き、まったく競馬にならなかったが、2走前の青竜Sではあわや押し切るかの競馬でノンコノユメに僅か0秒3差の3着と健闘している。この中間は16日、20日とウッドで追い切られ、ともにパートナーを大きく追走する形から同入フィニッシュ。使い詰めだった春先の疲れはすっかりと癒え、ほぼ万全の状態で復帰戦を迎えられそうだ。
レーザーバレット(牡7、美浦・萩原)は脚質自在で、どこからでも動いていけるのが強みだが、やはり前走のJBCスプリントや、5走前の京葉S時のような、後方で溜めにタメて終いの脚を引き出す形がベストかと思われる。最終追い切りは力の要る坂路で少々時計を要したとはいえ、前走後はここ1本に絞って至って順調にメニューを消化してきており、仕上がりに不安はない。引き続きの好勝負も十分に可能だろう。
2012年の兵庫ダービー以来、約3年半ぶりに古巣園田競馬の地を踏むポアゾンブラック(牡6、北海道・田中淳)が地方馬では最右翼の存在か。1400mは本年4月のコーラルS15着以来となるが、この距離では過去にキレ者ワイドバッハを封じ込んだ実績もあるだけに、決して軽視は出来ない1頭だ。今回、陣営関係者からは「勝ち負けになる」との強気のコメントも飛び出していることからも、そのレースぶりに大いに注目してみたい。
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