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【有馬記念】ラブリーデイ 中間稽古で抜群の反応

12月27日、中山競馬場でグランプリ・有馬記念(GI、芝2500m)が行われる。

今年は春の宝塚記念、秋の天皇賞とGIを2つ制し、押しも押されもせぬ古馬トップホースに上り詰めたラブリーデイ(牡5、栗東・池江)。前走ジャパンCは長い直線の東京で早めに動いた分、最後だけ脚色が鈍ったがそれでクビ+クビ差の3着なら下を向く必要はない。脚質的には東京より中山、というタイプ。春秋グランプリ連覇を達成し、年度代表馬の座を引き寄せたいところだろう。激戦が続き、疲れが気になるが1週前追いは川田騎手を背に、ウッド6Fから追走する併せ馬を消化。若干硬さはあったものの、鞍上が気合いを注入すると抜群の反応を示した。20日の坂路追いではラスト1F12秒5を出せているし、いい意味での平行線で来ているようだ。

宝塚記念で3着、秋緒戦のオールカマーは快勝、外枠の不利がありながら天皇賞・秋では僅差4着と強豪牡馬相手に力を発揮してきたショウナンパンドラ(牝4、栗東・高野)は、前走ジャパンCでついに牡馬相手のGIを制覇してみせた。抜群の折り合いからゴール寸前で究極の末脚を繰り出せるのが持ち味で、宝塚記念のようにインを突いてもよし、この秋3戦のように外から伸びてもよし。仕掛けどころを手の内に入れた感がある池添騎手が引き続き鞍上なのは心強いところでタフな中山芝2500mのゴール前、混戦を抜け出してくるシーンは十分にありそう。GI2連戦を含む秋3戦を消化し、消耗度が大きなカギ。この中間は坂路で終い重点の稽古を消化しているが、そのうち1本は池添騎手騎乗の併せ馬で追走先着と比較的ハードな内容だった。体調に不安のない証左で、上積みこそ強調できないが高いレベルでの好調維持と考えていい。

母の父が短距離王サクラバクシンオーという、血統の壁を乗り越え今年の菊花賞を制したのがキタサンブラック(牡3、栗東・清水久)だ。中山ではスプリングS、セントライト記念を勝ち、皐月賞では3着。力量、勢い、そしてコース適性と条件は揃っている。前走ではある程度控える形から勝利をモノにしており、脚質に自在性が出てきたのもいい。連勝を果たし、今度は中山の表彰台で“サブちゃん”こと北島三郎オーナー(名義は有限会社大野商事)が「まつり」熱唱を披露、となるか。GI後だけに、陣営はここへの出否に慎重だったようだが、体調面に問題なしと見極められ、ゴーサインが出ている。12月の調教再開後、ここまで騎手騎乗の併せ馬を5本消化。前走時が絶好だっただけに、比較すると終いの伸びにやや迫力を欠く感は否めないが、この馬なりに好タイムは出せている。自分の力は出せるデキにありそう。

今回がラストランとなるゴールドシップ(牡6、栗東・須貝)は、過去3年連続有馬記念に出走しており優勝1回、3着が2回。好走パターンがどうにも掴みにくい“超個性派”ではあるが瞬発力勝負となる他コースに対し、ジワッと体力が削られていく、いわゆる渋太さ比べとなる冬の中山2500mが性に合っているのは間違いないだろう。久々だった前走ジャパンCは見せ場なしに終わったが、劇的復活でファン投票1位の支持に応えることができるか。2週前は2歳の新鋭アドマイヤエイカンにアオられてしまったが、1週前追いではそのアドマイヤエイカンを圧倒。気配は大きく上昇していると見ていいだろう。今週のひと追いで、余念のないデキに仕上がってきそうだ。

リアファル(牡3、栗東・音無)は芝に転じて準オープン戦、神戸新聞杯と連勝。前走の菊花賞で0秒1差の3着とまだ底を見せていない。中山コースは今回が初だが、もともとダートで活躍していた馬だけにタフな馬場がフィットする可能性は高そうで、古馬一線級と互角の走りができるはず。出入りが激しかった菊花賞での消耗は大きかったようだが、短期放牧でしっかりと回復。1週前追いでは稽古駆けする2歳オープンのブラックスピネルに対し、追走同入を果たすなど、この中間の動きはすこぶるいい。

マリアライト(牝4、美浦・久保田)は母クリソプレーズでリアファルの半姉にあたる。重賞初挑戦だった6月のマーメイドSでさっそく2着に入ると、秋は強敵の揃ったオールカマーで5着、そして前走エリザベス女王杯で重賞初Vかつ、GI初Vを成し遂げた。ここまでとにかく大崩れがないし、タフな馬場が得意。中山芝2500mでの勝ち鞍があるのも好材料で、一気に相手は強くなるものの上位進出の可能性は十分だ。京都に遠征したGI後だが9日にウッドで初時計、16はウッド6F追いと手加減一切なしで追われている。一連の好調をしっかり維持。

ゴールドアクター(牡4、美浦・中川)は、昨年の菊花賞(3着)以来だった今年7月の1000万条件で快勝。その後準オープン、そして前走のアルゼンチン共和国杯と、復帰後ここまで3連勝で来ている。その前走は1キロ軽い2着馬が勝ちパターンに持ち込んだところをねじ伏せるようにしての差し切り勝ち。着差はアタマ差だったがそれ以上の強さを感じさせる内容で、GIのここに入っても恥ずかしくない力量を持ち合わせているはずだ。宮崎騎手(レースは吉田隼騎手を予定)が騎乗した1週前追いは、6Fから意欲的に追われ直線は抜群の反応から矢のような伸び脚。6F全体の時計79秒5は自己ベストも更新するものだった。無理せず使われていることが奏功して、馬体、動きともに柔らかみを保っている。抜群の状態。

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