【阪神C】ビッグアーサー　1F延長克服なるか

12月26日、阪神競馬場で阪神C（GII、芝1400m）が行われる。

ビッグアーサー（牡4、栗東・藤岡）は、過去2度の重賞挑戦でいずれも2着惜敗。とくに、前走の京阪杯においては、半馬身ほど出遅れた上に、直線で追い出しを待たされるロスがありながらも、終いはグイグイ伸びて勝ち馬と同タイムで入線した。走るたびに力をつけていることは明白で、この中間も坂路で4F52秒台を立て続けにマークするなど、デキ落ちは見られない。ただ、ここまでキャリア8戦すべてが1200m。ムキになって走ってしまう気性でもあるだけに、初めての1F延長がどうでるかが最大の焦点となるだろう。克服し、念願のタイトル奪取となるか。

決め手鋭いダンスディレクター（牡5、栗東・笹田）も注目の1頭。前走CBC賞では今回も人気に推されそうなウリウリ相手に0秒1差2着。また、重賞初挑戦となった2走前の京王杯SCでは、結果は12着とはいえ、勝ち馬とは僅か0秒3差。直線で行き場をなくし、手綱を引っ張ったまま、なだれ込んだだけの競馬になってしまったが、前さえまともに開いていれば、突き抜けていた可能性は極めて高い。なお、1週前稽古では馬場コンディションの悪かった坂路で4F51秒9-1F12秒4を計時（一杯）。併せた相手を4馬身ほど追走し、直線では逆に2馬身突き放している。程度の軽い骨折休養明けとはなるが、力を出せるデキと見て問題ないはずだ。

ウリウリ（牝5、栗東・藤原英）は、前走スプリンターズSで0秒2差5着。ゴチャつく内を嫌って外を回した分、最後の伸びを欠いたが、一線級牡馬相手でも何らヒケをとらないことを実証している。今回はそれ以来の実戦となるが、ここを目標に丹念に乗り込まれており、仕上がりはほぼ万全。あとは最終追い切りを待つのみということになる。1400m戦は4走前の安土城Sでレコード勝ち。また、阪神コースも勝鞍こそ無いものの、昨年のこのレースでGI馬5頭を相手に僅か0秒2差4着の実績を誇る。総じて死角は少なく、当然、ここでも目が離せない存在になるだろう。

唯一のGI馬ダノンシャーク（牡7、栗東・大久保）は、前走、連覇を狙ったマイルCSで10着に大敗。スローの上がり勝負を後方16番手で構えてしまっては流石に出番はなかったが、上がり3Fの数字は勝ち馬モーリスと並ぶ33秒1。まだまだ衰えてはいないことをおおいにアピールしている。なお、1400mという距離は過去3回走っていずれも着外という結果に終わっており、またそのうち2度が阪神コースでもあるだけに、適性という点では他馬に少々劣ることは否めない。ただ、超一線級の修羅場を潜り抜けてきた経験は他馬にはない大きな強み。中間も元気一杯に稽古を積んでおり、時計も上々とくれば見直されていい。

▽【関連リンク】
■【1週前支持率調査】来年の中山金杯を制すのは？
■【UMAJINアプリ】さらに使いやすくなったバージョン2　Android版＆iOS版をリリース！
■驚異の新指数【WINDEX】　土曜中京3R・3歳上500万下で3連単2万9820円が炸裂！
■海外競馬はUMAJIN.netにお任せ！　「海外競馬」ページはコチラから！
■これを見ずして日曜日の馬券は買えない！　イチオシ大予想TV「馬キュン！」
■【今からでも楽しめる！】『UMAJIN POG 2015→2016』無料エントリー受付開始！