【ホープフルS】ロードクエスト、バティスティーニら有力馬最終追い

12月27日に中山競馬場で開催されるホープフルS（GII、芝2000m）に出走を予定している各馬の最終追い切りが行われた。

ロードクエストは美浦坂路で流す程度の内容となり、4F58秒8-1F13秒5（馬なり）を計時した。最終追いの時計としてはかなり遅い部類に入るが、10月末から入念に乗り込まれ馬は完全に仕上がっておりまったく無理をさせなかったもの。スムーズな脚捌きで軽快に動けており、力を出し切れる態勢にありそうだ。

バティスティーニは、C.ルメール騎手を背に栗東ウッドで古馬1000万下と併せ馬。1馬身ほどあった差を脚色優勢で詰め、そのまま同入に持ち込んでいる。輸送を控えているとあってオーバーワークは避けたが、追えばいくらでも突き放せそうな雰囲気。気配に関しては過去2戦以上のものがある。

アドマイヤエイカンは岩田騎手を背に栗東ウッドで2歳500万下ロジクライと最終スパーを行った。先行した相手に対し、手応えでは見劣ったものの2馬身差を力強く詰め、同入に持ち込んでいる。相手も騎手騎乗（秋山騎手）で、併せ馬では走るタイプなだけに脚色劣勢に関しては致し方なしか。まだ良化の余地は感じられるが、動きに不満のあった前走時よりは確実に上向いている。

ブラックスピネルは、栗東坂路で古馬1000万下とハードなスパーリングを展開。渋った馬場のなか後続から迫る相手との追い比べとなったが、先行差を保ったまま先着のフィニッシュを果たしている。時計の出ない馬場コンディションだったが、4F52秒4-1F12秒4（一杯）と時計も上々。ひと息入っているが、高いレベルで好調を維持できている。

ブレイブスマッシュは、1週前追いで速い時計をマークしており今週は美浦ウッドで単走、馬なりの確認程度の内容となった。1週前である程度負荷を掛けられたのが奏功したようで、軽快な行きっぷりからラストも重苦しさなく伸びている。2カ月半ぶりで、馬体はいささかシャープさに欠ける嫌いはあるものの、気配そのものは悪くない。

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