おしらせ
【有馬記念】ゴールドシップ、ラブリーデイら有力馬最終追い
12月27日に中山競馬場で開催される有馬記念(GI、芝2500m)に出走を予定している各馬の最終追い切りが行われた。
これがラストランとなるGI6勝馬ゴールドシップは、内田騎手を背に栗東坂路で2歳未勝利馬を追走。余力を十分に保って進み、ラスト1Fあたりで取り付くと鞍上の促しにスッと反応して1馬身の先着を果たした。相手をロックオンした際の気迫は満点。時計は4F53秒2-1F12秒5(馬なり)をマークした。2週前のウッド調教で強い負荷を掛けたのが奏功してか先週、そして今週と気配はグングン良化している。悔いのないデキに仕上がったようだ。
今年GIを2勝のラブリーデイは、1週前に川田騎手騎乗の併せ馬をこなしていることもあって、輸送を控える今週は栗東ウッドで確認程度の内容に留まった。“池江流”の瞬発力重視追いで時計となったのは4Fから。力みなく、スムーズに進みラスト1Fは12秒4(馬なり)と上々の切れを披露した。上積みこそ強調できないが、デキ落ちはなく順調に来ている。
今年の菊花賞馬キタサンブラックは、黒岩騎手(レースは横山典騎手)を背に栗東ウッドで2歳新馬を追走。外を回ってラスト3Fあたりでキャッチアップすると、直線では鞍上のゲキにしっかり応えて2馬身の先着を果たしている。相手を考えればもっと突き放して欲しかったところだが、ラストは単走となり気を抜いた分もあっただろう。最終追いも含めて帰厩後6本の併せ馬消化と、中間かなりのハードワークをこなしながら馬体の雄大さに陰りはなく、体調面にはまったく不安なし。絶好に思えた菊花賞時の迫力にはまだひと息という感はあるが、最終追いでも余念なく攻めたあたり、レースまでに変わってくる可能性は十分ありそう。
菊花賞で3着だったリアファルは、栗東坂路でオープン馬ランウェイワルツと併せ馬を敢行した。序盤から抜群の行きっぷりを見せると、半馬身先に行った相手に早々と体を並べ、仕掛けられたゴール前で突き放し1馬身半の先着フィニッシュ。4F51秒6-1F12秒7(一杯)と、全体時計は出色のものをマークした。ラストのラップは12秒3-12秒7で、さすがに脚が上がりかけたが、時計の出にくいこの日の馬場コンディションを考えれば抜群のまとめ。反動が大きかったという前走菊花賞からしっかりとリフレッシュできたようで、絶好の状態に仕上がった。
今年のエリザベス女王杯馬マリアライトは、1週前に意欲的な併せ馬をこなせているように京都遠征でのGI勝利のダメージは薄かったよう。最終追いは美浦ウッドで単走、終い重点のメニューとなったが重苦しさのない、体全体を大きく使った動きで駆け抜けラスト1F13秒5(馬なり)をマークした。高いレベルでの好調キープと見ていいだろう。
前走ジャパンCでは5着だったサウンズオブアースは、栗東ウッドで2歳500万下を相手に最終スパー。3馬身先に行く相手を見ながら序盤はしっかり折り合い、追われたラストでは貫禄の違いを見せ付けるように抜け出し3馬身の先着を果たしている。秋3戦目で、順調な調整ぶり。道中に硬さがあり、終いに若干のズブさを見せたあたりピークのデキとは言い切れないが、自分の力は出せる状態だろう。
ジャパンCで2着だったラストインパクトは、栗東ウッドで単走、終い重点のメニューで追い切られた。序盤は折り合い良くゆったりと進み、ラスト1Fで仕掛けられるとグッと重心を低く沈め猛然と加速。ラスト100mで更にギアを上げ、ラスト1Fを11秒7(一杯)という鋭い脚で駆け抜けた。状態は安定。激走後だが、いい意味での平行線で来ていると見ていい。
オークス2着馬ルージュバックは、美浦ウッドで併せ馬。抜群のコーナーワークで直線に入ると、一気にギアを上げて僚馬を置き去りにし、大きく先着してのフィニッシュを果たした。時計となったのは4Fからだが長めから入っており、それでいながらラストにしっかり伸びることができていたあたり、気配の良さは際立っている。久々だった前走時はいささか物足りない仕上がりだったが、中間は在厩で入念に攻められ、大きく上積んでいるようだ。
前走アルゼンチン共和国杯を勝ったゴールドアクターは、美浦ウッドで古馬500万下相手の併せ馬を行った。大きく先行した相手を余裕たっぷりに追い詰めると、インに潜った直線で鞍上吉田隼騎手のゴーサインへ機敏に反応。スッと抜け出し2馬身の先着フィニッシュを果たした。ジャパンCをパスし中6週の調整期間を取ったことにより、馬には活気があふれており馬体も充実。前走時より更に良化を見込める。
4連勝でステイヤーズSを快勝したアルバートは、24日の木曜日に最終追い切りが行われた。石橋騎手(レースはA.アッゼニ騎手)を背に美浦ウッドで終い重点に追われ、時計こそ平凡ながら準オープン馬エルマンボに対し脚色優勢で2馬身の先着。休みなく走っておりステイヤーズSからは中2週だが、なんとかこの馬なりの好調を維持というところか。
今年3月、中山芝2500mのGII日経賞を勝っているアドマイヤデウスは、1週前のウッド追いで6F80秒4をマークするハードな併せ馬を消化しており、これが実質の最終追い。23日は栗東坂路で終いの伸びを確認する程度となったが、4F55秒5-1F12秒2(強め)と時計の出ないこの日の馬場を考えれば抜群の切れを披露した。秋2戦を使われての上積みは、かなり大きそう。
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