UMAJIN.net

おしらせ

“稀代の個性派”ゴールドシップが登録抹消 種牡馬入り

2012年の有馬記念(GI、芝2500m)などを制したゴールドシップ(牡7、栗東・須貝)が昨年12月27日付で競走馬登録を抹消、現役引退となったことがJRAより発表された。今後は北海道新冠町のビッグレッドファームで種牡馬となる予定とのこと。

同馬は2011年の7月にデビュー。重賞初挑戦だった同年10月の札幌2歳Sで2着に入るなど、世代上位の走りを続け翌2012年2月の共同通信杯(GIII、芝1800m)で重賞を初制覇した。続く皐月賞では4番人気という評価だったが、後に“ワープした”と言われる抜群のコーナーワークから快勝し、GIで初勝利。日本ダービーは5着に敗れるも、3冠最終戦の菊花賞(GI、芝3000m)では単勝オッズ1.4倍という圧倒的な支持に応え勝利し、クラシック2冠馬となった。同年の有馬記念では古馬を圧倒して、GIでの3勝目を挙げている。4歳シーズンとなった翌2013年は阪神大賞典(GII、芝3000m)圧勝の余勢を駆って断然の1番人気で天皇賞・春に臨んだが、ここでは5着。続く宝塚記念(GI、芝2200m)では圧勝を収めただけに、天皇賞敗北の不可解さが浮き彫りとなる格好に。

翌2014年も阪神大賞典で圧勝、天皇賞・春で凡走(7着)、宝塚記念圧勝。快勝時の圧倒的なパフォーマンスと、不可解な凡走とのコントラストから“稀代の個性派”との異名を得るに至っている。同年10月には欧州最高峰のレース、凱旋門賞に挑んだがここでは14着に敗れた。

昨年2015年はAJCCで7着とまたしても不可解な敗北を喫したが、続く阪神大賞典を勝ち同レースでの3連覇を達成。そして“鬼門”とされた天皇賞・春(GI、芝3200m)を3度目の参戦でついに快勝したが、それまで2連覇してきた宝塚記念では大出遅れから15着とこの年もいかにも“個性派”らしい走りが続く。後に、同年内での引退を陣営が表明。ジャパンCでは10着ながら着差は0秒4と気を吐き、引退レースの有馬記念では1番人気の支持を得た。その有馬記念では、クラシック2冠に導いた内田騎手の手綱に導かれ得意の捲り戦法に出たが、前が止まらない流れのなか8着となり、ラストランを終えている。

▽【ゴールドシップ】
父ステイゴールド
母ゴールデンサッシュ
母父メジロマックイーン
通算28戦13勝(うち海外1戦0勝)

《重賞勝鞍》
2012年 皐月賞(GI)
2012年 菊花賞(GI)
2012年 有馬記念(GI)
2013年 宝塚記念(GI)
2014年 宝塚記念(GI)
2015年 天皇賞・春(GI)
2012年 神戸新聞杯(GII)
2013年 阪神大賞典(GII)
2014年 阪神大賞典(GII)
2015年 阪神大賞典(GII)
2012年 共同通信杯(GIII)

■【今日の出来事】中山競馬場でGI6勝ゴールドシップの引退式が行われた(UMAJINニュース 2015/12/27)

▽【関連リンク】
■【UMAJINアプリ】さらに使いやすくなったバージョン2 Android版&iOS版をリリース!
■驚異の新指数【WINDEX】 中山金杯(GIII)の全頭数値を公開中!
■海外競馬はUMAJIN.netにお任せ! 「海外競馬」ページはコチラから!
■これを見ずして日曜日の馬券は買えない! イチオシ大予想TV「馬キュン!」
■【今からでも楽しめる!】『UMAJIN POG 2015→2016』無料エントリー受付開始!

おしらせ一覧

PAGE TOP