ナムラビクターが登録抹消　門別競馬に移籍

2014年のアンタレスS（GIII、ダ1800m）を制したナムラビクター（牡7、栗東・福島）が、明日1月8日付けで競走馬登録抹消となることがJRAより発表された。今後は地方競馬（門別競馬）に移籍する予定とのこと。

本馬は2012年4月、阪神芝1800mの未勝利戦でデビュー。ここでは15番人気16着と見せ場は作れなかったものの、次走でダート戦に出走すると、2着馬に6馬身差をつける圧勝劇を披露。10番人気の低評価が嘘のような大楽勝を果たす。500万クラスへの昇級初戦もなんのその、鮮やかに連勝を飾り、さらに5戦目で3勝目をマーク。次走のレパードSでは同世代のダート強豪馬と初対峙するも2着に入るなど、世代上位の脚力を存分にアピールした。同年10月のブラジルCでオープン級初勝利。以降、着実にダート馬としての地位を固めていき、ついに2014年のアンタレスSで重賞初制覇を果たした。同年暮れのチャンピオンズCでは王者ホッコータルマエの前に惜しくも2着に敗れたが、GI級の力があることを証明。2015年の6歳シーズン、大仕事達成を予感させた。しかし、連覇のかかったアンタレスSでは3着、前年の雪辱を誓ったチャンピオンズCでは9着と、ともに前の年以上の結果を残すことはできず。前走、12月29日に行われた東京大賞典（5着）を最後に、中央登録抹消となった。

▽【ナムラビクター】
父ゼンノロブロイ
母ナムラシゲコ
母父エンドスウィープ
通算25戦7勝（うち地方1戦0勝）

《重賞勝鞍》
2014年　アンタレスS（GIII）

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