【先週のお別れ】ローハイド、ブリリアントアスクなど

[12月25日抹消]
ローハイド（牡5、栗東・松田博）
通算成績
16戦1勝

母アドアードはアイルランド産馬であり、芝2000mの重賞勝ち馬。その父Galileo（ガリレオ）は2001年の英ダービー、愛ダービー、Kジョージ6世&QエリザベスSを勝った近年屈指の名馬だ。そんな母の2番仔として、ディープインパクトをつけて生まれたのが本馬となる。2011年のセレクトセール（当歳）では7245万円もの高値をつけ、石川達絵氏に購買された。

デビューの地は2013年8月の函館。のちにオークスで3着することになるバウンスシャッセの前に0秒4差5着に敗れたが、使われつつ力をつけ、待望の初勝利は4戦目の京都。中団から上がり最速34秒3の切れ味で見事な差し切り勝ちを演じると、続く白梅賞では現オープンで活躍するエイシンブルズアイの2着に好走。また、次走共同通信杯でもイスラボニータをはじめ、サトノアラジン、マイネルフロスト、ハギノハイブリッドら現オープン馬と接戦を繰り広げた。それだけにその後の大きな飛躍が期待されたが、勝ち切れないレースが続き、2015年末に中央登録抹消の手続きがとられている。

[12月31日抹消]
ブリリアントアスク（牝6、美浦・中舘）
通算成績
32戦4勝

ストレイトガールやレッツゴードンキのオーナーである廣崎利洋氏の所有馬で、2012年夏の函館でデビューを果たした。2戦目で早々に勝ちあがると、続くクローバー賞では勝ち馬から僅か0秒2差の4着。のちに朝日杯FS、皐月賞を勝つことになる3着ロゴタイプとは同タイムハナ差の接戦。翌2013年4月のデイジー賞では直後のオークスで5着することになるフロアクラフトを負かし待望の2勝目をゲット。素質の高さは、大舞台でも決してヒケはとらないことを感じさせていた。

2勝目が9戦、3勝目を挙げるのに14戦かかったように、勝ち味に遅かった印象は否めないが、2015年12月13日の美浦Sでは、準OP昇級後僅か2戦目という立場ながら、勝ち馬から僅か0秒4差6着に好走。むしろこれから本格化してくるのではと思わせる内容でもあったが、残念ながらこのレースをもってラストランとなっている。

なお、12月21日?1月3日までの登録抹消は他92頭。

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