おしらせ
【今週の重賞】[函館記念]サンレイポケットが重賞2勝目を目指す
■7月17日、函館競馬場で第58回・函館記念(GIII、芝2000m)が行われる。
サンレイポケット(牡7、栗東・高橋忠)は、前走の鳴尾記念で3着に入り、その後宝塚記念を予定していたが除外。七夕賞も視野にあったようだが、暑さに弱いタイプなことを考慮され函館記念に参戦してきた。4走前のジャパンCで4着、3走前の京都記念で3着に好走しているように、ここに入れば大威張りできる実力馬。函館は初となるが、京都記念で前残りの展開ながら、後方からいい脚を使って好走出来たように右回りは問題なく、メンバーレベルが下がる今回は結果を残したいところだ。
スカーフェイス(牡6、栗東・橋田)は、前走大阪杯で強敵相手に上り最速タイの脚を繰り出し6着と善戦。3走前の中山金杯でもヒートオンビートには先着の2着に好走するなど重賞を勝てる地力の持ち主であることは疑いようがない。同馬にとって初の重賞制覇となれば、管理する橋田厩舎にとってJRA全10場重賞制覇となる。来年2月末で定年を迎える同調教師は、1985年の厩舎開業以来、JRA重賞はサイレンススズカで制した1998年の宝塚記念を含む63勝を挙げているが、函館重賞は唯一勝てていない。引退前に函館重賞制覇を成し遂げられるか。
アラタ(牡5、美浦・和田勇)は、昨年の4月に1勝クラスの壁を超えると、その後函館の駒ケ岳特別を上がり最速で制すなど破竹の4連勝でオープン制覇。条件戦をノンストップで駆け上がり古馬重賞初挑戦となった福島記念では、逃げ粘るその後のドバイターフ勝ち馬パンサラッサを上がり最速で追い込んでの3着と悲観する内容ではなかった。函館は2戦2勝と得意の舞台。近2走の大敗で人気は下がりそうで、狙って面白そうな1頭だ。
マイネルウィルトス(牡6、栗東・宮)は、前走目黒記念で2着。中団の一角で運び、向正面から早めに進出すると、じわじわと脚を伸ばし先頭に立つボッケリーニに迫るが僅かに及ばなかった。今回は先行勢が少ないメンバー構成で、発馬を決めて先行策をとることが出来れば、待望の初重賞制覇があっても良さそうだ。M.デムーロ騎手が、引き続き手綱を取るのも心強い。
その他には初めての洋芝に挑戦のハヤヤッコ(牡6、美浦・国枝)、2018年のセントライト記念以来の重賞制覇を狙うジェネラーレウーノ(牡7、美浦・矢野)、武豊騎手との新コンビとなるフェアリーポルカ(牝6、栗東・西村)、宝塚記念10着から巻き返しを図るギベオン(牡7、栗東・藤原)なども出走を予定している。ハンデ戦だけに2020年に3連単343万馬券が炸裂するなど高配当が頻発するレース。今回も穴を狙わない手はないだろう。
(Text:Nakai)
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