おしらせ
エーシンモアオバーが現役引退 故郷の栄進牧場で種牡馬に
2014年の名古屋グランプリ(JpnII、ダ2500m)など、交流重賞4勝を挙げる活躍をみせたエーシンモアオバー(牡10、栗東・沖)が、本日1月13日付けで競走馬登録を抹消、現役引退となることがJRAより発表された。今後は、生まれ故郷である北海道浦河郡浦河町の栄進牧場で種牡馬になる予定とのこと。
デビュー戦は2008年、11月末の京都芝1600m戦。当時は短期免許で来日していたM.デムーロ騎手を背に出走すると、10番人気の伏兵級評価であったにも関わらず、さっそく2着に好走する。初戦の内容から初勝利は近いと思われたが、2走目は13着、3走目は4着と、なかなか結果を残すことはできず。4走目では2着と久々に馬券圏内入りを果たすも、その後は5着、2着、3着、9着と芝を使われ続けた8戦で初白星は叶わなかった。初戦から数えて9走目、ここで初めてダート戦に矛先を向けると、ここから快進撃が始まる。札幌ダート1700mの未勝利戦で7馬身差の圧勝を飾ると、続く平場500万戦、そして1000万条件の千歳特別、さらには格上挑戦で臨んだオープン・しらかばSまで、北の地で一気に4連勝。勢いは留まることを知らず、東京のブラジルCで連勝を5に伸ばし、約4カ月の間に一躍、その名を全国区に知らしめた。
重賞初挑戦は3歳暮れの浦和記念。これまで逃げて結果を残してきた本馬だったが、ここではそれが叶わず2番人気5着とダートで初の黒星。初の重賞制覇は4歳以降に持ち越しとなる。2010年の4歳シーズンはマリーンS、2011年の5歳シーズンは大沼Sと、北海道で毎年のように勝ち星を増やしていったが、この間、重賞での最先着は2011年名古屋グランプリの2着と重賞タイトルに手が届かず。迎えた2012年の6歳シーズンは例によってマリーンSで勝利すると、この秋は交流重賞・白山大賞典で3着、浦和記念で2着と善戦。そして前年のリベンジを期して臨んだ名古屋グランプリでは、2周目向こう正面で先頭に躍り出ると、そのまま押し切ってゴール。デビューから35戦目、待望の重賞タイトルを掴んだ。このあとも息の長い活躍でダート戦線を盛り上げ、2013年と2014年に白山大賞典を連覇、2014年には2度目の名古屋グランプリを制覇するなど、いぶし銀の走りでファンを魅了し続けた。ラストランは昨年末の名古屋グランプリ(5着)となっている。
▽【エーシンモアオバー】
父マンハッタンカフェ
母オレゴンガール
母父Rubiano
通算54戦12勝(うち地方21戦4勝)
《重賞勝鞍》
2014年 名古屋グランプリ(JpnII)
2012年 名古屋グランプリ(JpnII)
2014年 白山大賞典(JpnIII)
2013年 白山大賞典(JpnIII)
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