【共同通信杯】ハートレー、スマートオーディンら有力馬最終追い

2月14日に東京競馬場で開催される共同通信杯（GIII、芝1800m）に出走を予定している各馬の最終追い切りが行われた。

デビュー3連勝を目指すハートレーは10日、美浦ウッドでシベリアンスパーブ（古馬オープン）らと併せられ最終調整を行なった。当初騎乗する予定であったF.ベリー騎手が騎乗停止中のため、急遽のピンチヒッターとして横山典騎手が迎え入れられたが、鞍上の意のままに体を動かし、楽な手応えのまま5F67秒8、4F52秒6、終い1Fは12秒6でフィニッシュ。4馬身ほど前を行く2頭に、手応えが違いすぎて3コーナー付近で追いついてしまう部分はあったものの、一度抑えて、直線で再度2頭のあいだに割って入る形で併入に持ち込んだ。予定とは少々違う形になってしまったが、相手が遅すぎただけの問題であって、この馬自身の動きは文句なしの及第点。力を発揮できるだけのデキと見る。

東京スポーツ杯2歳Sを制して以来、約2カ月半ぶりの実戦になるスマートオーディンは栗東坂路でステイチューン（3歳500万下）と併せ馬。相手を1馬身ほど追いかける形から直線に向くと、鋭く反応し、最後は豪快な伸び脚をみせ4F54秒6、終い1Fは12秒2（強め）を計時。2馬身の差をつけてフィニッシュした。この中間は放牧には出さずに厩舎で緩めることなく乗り込まれており、あわせてプール調教も取り入れられ、息の入りも上々の様子。まだまだ幼い部分はあるものの、重賞連勝へ向けキッチリと態勢が整っているようだ。

イモータルは栗東ウッドで畑端騎手を背に札幌2歳Sの覇者アドマイヤエイカンとの併せ馬で汗を流した。長め7Fを追われ95秒4、4F51秒4、終い1Fは12秒8をマークしたが、直線、手応えに余裕があった相手をなかなか交わすことができず、最後まで一杯に追われ何とか先着を果たした恰好。ただ決して悪い動きではなく、気配は上々。それなりの評価は必要かと。

京成杯3着のメートルダールは美浦ウッドでアメリカンゴールド（3歳500万下）と併せ馬。5馬身追走する形から直線内に進路を取ると、乗り役のうながしに瞬時に反応し、一気に4馬身突き放すパフォーマンスを披露。馬なりで楽々とやってのけるあたりが好調の証で、疲れもなく引き続き好勝負可能なデキと見ていいだろう。

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