おしらせ
【先週のお別れ】シラユキ、ウインアルザスなど
[2月3日抹消]
シラユキ(牝4、栗東・高野)
通算成績
6戦1勝
父クロフネ譲りの芦毛からシラユキと命名された本馬は、伯父にアイルラヴァゲイン(オーシャンS勝ち)、叔父にはリアルインパクト(安田記念など重賞4勝)らがいる良血馬。2013年のセレクトセール1歳馬セッションにおいて2625万円(税込)で落札された。
デビュー戦は2014年6月の函館と早く、血統背景や稽古の動きから2番人気と高い支持を集めていたが、残念ながら2着に敗れ初戦で初勝利を飾れず。札幌の2戦目でも勝ち馬にわずか及ばずの2着と、2歳夏の北海道シリーズは歯がゆい結果に終わった。ひと息入れられ復帰したのは2歳秋、11月の福島未勝利戦。丸田騎手を鞍上に迎えたこの一戦では好位から力強い伸びを見せ、単勝1.6倍の支持に応える快勝劇で初白星をマークした。
年が明け3歳となった本馬の2015年初戦は小倉の500万特別・かささぎ賞。前走の内容からここでも1番人気に推されていたように連勝濃厚と見られていたが、4角の勝負どころで前の馬が大きく外へ膨れ、このアオりを食らっていったんは勝負圏外までポジションを下げることに。しかし、丸田騎手の懸命のゲキに応え直線では鋭く脚を伸ばし、短い直線だけで勝ち馬からコンマ2秒差の4着まで追い上げた。ただ1頭だけ違った最後の脚色から、不利がなければ、と思ったファンも少なくないだろう。
同月の萌黄賞で2着すると、その後は長期休養に。復帰は今年2016年1月の中京500万平場戦。初のダート戦であったにも関わらず馬場を苦にする様子なく4着に健闘した。しかし、これからさらなる飛躍が期待されたが、残念ながら中央登録抹消となっている。
[2月6日抹消]
ウインアルザス(牡6、栗東・西園)
通算成績
27戦4勝
米の夏競馬を彩る伝統の一戦、3歳芝女王決定戦デルマーオークスを制したシシーダルザスが母。米国産の半姉に伊オークスで3着のダンシングアビー、半兄に持ち込み馬として日本で生まれ中央で3勝を挙げたレッドボルサリーノ、ディープインパクト産駒で中央4勝のダヴィンチバローズなどがいる。
ウインアルザスは2011年のセレクトセール1歳馬セッションで1575万円(税込)で落札され、ウインレーシングクラブの所属馬として2012年の7月にデビュー。血統背景、そして併せた相手を圧倒する稽古を連発していたことから1番人気に推されたが出遅れが祟り、ここでは4着に終わっている。その後豊富なスタミナを活かし前で粘る競馬を持ち味とするが、決め手を欠き4戦連続で2着が続くなど、なかなか勝ち上がれなかった。待望の初勝利はデビュー7カ月後、2013年2月小倉の未勝利戦。後続に4馬身差をつける圧巻の逃げ切り劇だった。続く昇級初戦、阪神芝2400mの500万特別アザレア賞でも逃げの手に出て、後にオープンまで出世するアドマイヤスピカにハナ差の2着に入る。長距離戦での粘り強さを見込まれ、次戦はGII京都新聞杯に格上挑戦。ここでもハナを奪うと、同型馬に絡まれる不利がありながら勝ち馬キズナに0秒4差の4着(同着)と大健闘。直線半ばまで先頭を譲らない、見せ場十分の内容だった。直後の500万条件戦は平場ながらアウォーディー、ジャイアントリープ、マジェスティハーツら骨っぽい面子が揃っていた一戦だったが、ここも逃げ切って勝利し、力の違いを示している。その後順調に行けば菊花賞での飛躍があったかもしれないが、夏の函館1000万条件戦では馬場を気にして大敗、神戸新聞杯も大逃げが奏功せず大敗。結局賞金不足での除外となり、菊舞台への進出はならなかった。
その後はちぐはぐなレースが続き、ダートでも使われたが1000万クラスでは勝ち鞍が遠かった。4歳シーズンの6月を迎え、500万への降級初戦ではクビ差の2着。このクラスならばさすがに力は上位で、再昇級は時間の問題と思わせた矢先、屈腱炎の発症が判明する。損傷率は30%とのことで、引退となってもおかしくないレベルの負傷だったが陣営は現役続行を決断。その後約1年に及ぶ休養で患部をじっくり癒し、ウインアルザスは昨年2015年5月に戦線への復帰を果たした。負傷明けを考慮されダート1800mだった復帰初戦はは4秒4差のブービー負けに終わったが、同じくダートの2戦目では好位から粘って1秒3差の6着と前進。そして脚元に問題なしと判断された3戦目は芝2000mの一戦で、ここでは軽快にハナを奪うと最後まで粘る持ち味全開のレースとなり、見事逃げ切って復帰後初勝利を収めてみせた。続く1000万特別も逃げ切って、長期休養前には突破できなかったこのクラスをあっさりクリア。更に準オープンへの昇級初戦グレイトフルSでは2着、そして前走松籟Sではトップハンデを背負いながら3着に入っており、条件クラスに別れを告げるのも間近か思われたが松籟S後、屈腱炎の再発が明らかに。損傷率は46%ときわめて高く、協議の結果現役続行は断念という結論に至ったようだ。
2月6日付けで中央登録抹消。今後は鹿児島県南九州市にある、森林馬事公苑にて乗馬となる予定であることが所属クラブであるウインレーシングクラブから発表されている。
なお、2月1日?2月7日までの登録抹消は他59頭
▽【関連リンク】
★★★さらに快適に! 無料の【UMAJINアプリ】Android版&iOS版 最新バージョン配信中!★★★
■驚異の新指数【WINDEX】日曜・河原町Sでは伏兵をきっちり押さえて3連単4万5230円をゲット!
■海外競馬はUMAJIN.netにお任せ! 「海外競馬」ページはコチラから!
■これを見ずして日曜日の馬券は買えない! イチオシ大予想TV「馬キュン!」