おしらせ
“平成3強”イナリワン死す
1989年の有馬記念(GI、芝2500m)などを制し、同年の年度代表馬にも選ばれたイナリワン(牡32)が2月7日、繋養先の北海道占冠村・あるぷすペンションで死亡した。前日から後脚で立つことが困難になりそのまま力尽きたとのこと。
スーパークリーク、オグリキャップらとともに“平成3強”と呼ばれた同馬は、1986年12月に公営大井でデビュー。新馬戦から破竹の8連勝を達成すると、1988年末には当時ダートの3000mで争われていた東京大賞典を制し、中央入り。翌1989年の天皇賞・春(GI、芝3200m)では武豊騎手を背に5馬身差の圧勝劇を演じると、続く宝塚記念(GI、芝2200m)でヤエノムテキ、バンブーメモリーらを下しGI2連勝を飾った。また、同年秋には毎日王冠においてオグリキャップと後世に残る死闘(2着)を演じると、年末の有馬記念ではスーパークリークをハナ差下し3つ目のタイトルを奪取。堂々の年度代表馬に選出されるなど、多くのファンを魅了した。
1990年の宝塚記念(4着)を最後に現役を退いたあとは種牡馬として供用され、重賞で2着が5度あるシグナスヒーローや、地方で16勝を挙げたツキフクオーらを輩出し、2004年をもって種牡馬を引退。その後は功労馬として余生を過ごしていた。
なお、宿命のライバルであったオグリキャップ、スーパークリークはともに2010年に死亡しており、これで平成初期の競馬ブームを牽引した3頭すべてがこの世を去る形になった。
▽【イナリワン】
父ミルジョージ
母テイトヤシマ
母父ラークスパー
通算25戦12勝(うち地方14戦9勝)
《重賞勝鞍》
1989年 天皇賞・春(GI)
1989年 宝塚記念(GI)
1989年 有馬記念(GI)
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