【アーリントンC】ボールライトニング、アーバンキッドら有力馬最終追い

2月27日に阪神競馬場で開催されるアーリントンC（GIII、芝1600m）に出走を予定している各馬の最終追い切りが行われた。

昨年の朝日杯FS以来、約2カ月ぶりとなるボールライトニングは新パートナーである福永騎手を背に、栗東坂路にて500万古馬を4馬身ほど追走。前半から意欲的に飛ばして僚馬を射程圏内に捕らえると、楽な手応えのままこれを交わし、1馬身半の先着でフィニッシュした。タイムは4F50秒9-1F12秒1（馬なり）。追えばいくらでも弾けそうな気配で時計も優秀。久々を感じさせない動きだ。2つ目のタイトルへ視界は良好だろう。

年明けのジュニアC2着からここに臨むアーバンキッドは、24日に美浦ウッドで3頭併せの最後方を追走。3角過ぎに最内へ潜り込むと、直線では一杯に追われる僚馬2騎を横目にあっさりと交わし、手応えにお釣りを残したまま最先着でゴールしている。ラスト1Fで見せた瞬発力は素晴らしく、計時した12秒2以上のスピード感。体調の良さは疑いようがないだろう。

きさらぎ賞7着のロワアブソリューは、古馬オープンのサージェントバッジの胸を借りて栗東坂路で併せ馬を敢行。力強いフットワークで取り付くと、最後の追い比べではパートナーを圧倒し、5馬身の先着でフィニッシュラインを駆け抜けた。時計は4F52秒6-1F12秒5（一杯）。抜け出してからも集中して走れており、脚取りもしっかりしていた。前走敗戦のダメージはないようで、巻き返しの可能性は十分。

前走のこぶし賞で条件クラスを卒業したヒルノマゼランは、主戦の古川騎手が跨り栗東坂路で単走追いを行った。序盤は馬の行く気に任せて進むと、坂の中腹あたりから徐々にペースアップ。ラスト2Fを12秒1-12秒5でまとめてゴールしている。全体の時計は52秒2（強め）。中1週のタイトなローテにも関わらず意欲的な攻めができたのは、体調がいい証だろう。ますます快調といったところで、連勝で重賞Vまであっていいデキだ。

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