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【今週の重賞】[中京記念]実績上位のファルコニアが重賞初制覇を狙う

■7月24日、小倉競馬場で第70回・中京記念(GIII、芝1800m)が行われる。

サマーマイルシリーズ2戦目となる中京記念。今年も開催場所が小倉競馬場となり、昨年同様、距離も1800mでの施行となる。小倉巧者が狙いを定めて出走する可能性がありそうだ。

ファルコニア(牡5、栗東・高野)は、前走のマイラーズCで3着に善戦。ジリ脚なタイプなだけに勝ち切れない競馬が続いているものの、エプソムC3着、京都新聞杯3着の実績を考えればここでは実績は最上位。1800mの成績が【4.2.1.1】と距離への適性も抜群だ。9頭立てだった昨年の小倉記念はスローからの切れ味勝負に泣き、1番人気を裏切る6着。同舞台でリベンジなるか。

サマーマイルシリーズ初戦の米子Sで2着に好走したカイザーミノル(牡6、栗東・北出)にも注目。その前走は中位のラチ沿いを進み、手応え良く直線に向くとラスト1Fからジワジワ加速し際どい2着争いを制した。これまで1200m-2000mと幅広く使われていたが、前走後はここを目標に調整。ここ2走、馬体を減らし続けているのが気になるところだが、体調さえ万全ならまず好勝負だろう。

カテドラル(牡6、栗東・池添学)は昨年の2着馬。近4走は大敗続きとなっているが、NHKマイルC3着の実績があるように本来力は上位。昨年同様、安田記念からの参戦となるだけに調整もしやすいだろう。ここで巻き返してもおかしくない。

ミスニューヨーク(牝5、栗東・杉山晴)も侮れない。ターコイズSを勝ち、昨年夏には小倉日経オープンで3着に入るなど小回り向きの機動力と一瞬の切れが武器だ。それを考えれば10着に沈んだ東京マイルのGI・ヴィクトリアマイルはさすがに条件が厳しかったか。時計を要する馬場がいいタイプでもあり、乾いた硬い馬場も向かなかったよう。得意条件と言える今回は巻き返しのチャンス。馬場が渋ればさらにいい。

ほかにも、小倉巧者のダブルシャープ(牡7、栗東・渡辺)、2020年きさらぎ賞勝ち馬のコルテジア(牡5、栗東・鈴木孝)、七夕賞から連闘となるモズナガレボシ(牡5、栗東・荒川)など、魅力のある穴馬も多数参戦。面白いレースとなりそうだ。

(Text:Nishidate)

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