おしらせ
【今週の重賞】[ヴィクトリアマイルほか] 白きマイル女王ソダシが防衛か 新女王の台頭か
【今週の注目重賞】
■ヴィクトリアマイル
5月14日(日)、東京競馬場で第18回・ヴィクトリアマイル(4歳上牝馬、GI、定量、芝1600m)が行われる。
ソダシ(牝5、栗東・須貝)はGI3勝馬で昨年の覇者。前走のマイルCSは3着に終わり、芝1600m戦で初の敗北だったが強豪牡馬相手で決め手比べとなったことを考えれば負けて強しの内容だった。牝馬限定戦に戻れば堂々の主役を張れていい。今回はこれまで全てのレースで手綱を握った吉田隼騎手からD.レーン騎手へ乗り替わりとなる。ただ短期免許で来日した初年度にノームコアでこのレースを勝利した彼であれば心配は不要か。キャリア最長の中24週も懸念材料ではあるが、マイル女王として負けられない一戦となる。
スターズオンアース(牝4、美浦・高柳瑞)は昨年の桜花賞とオークスを勝利したクラシック2冠馬だ。前走大阪杯では逃げるジャックドールをハナ差まで追い詰める2着。それでも、前残り決着となる中、この馬だけが鋭い末脚で追い込んできたように爆発力は一級品だ。桜花賞以来となるマイル戦への対応がカギとなるが、直線の長い東京なら差し切るシーンがあっていい。昨年の最優秀3歳牝馬が新女王へ名乗りを上げる。
ソングライン(牝5、美浦・林)は昨年の安田記念覇者。前走の1351ターフスプリントでは10着に甘んじたが、東京のマイルは【2.1.0.1】と得意としているコース。唯一の馬券外である昨年のこのレースも勝ち馬から0秒3差の5着と、大きくは負けていない。同い年のアイドルホースとは過去2度の対戦で先着されている。GI馬の称号を引っ提げて臨む今年は雪辱を果たしたい。
ナムラクレア(牝4、栗東・長谷川)は重賞3勝馬。前走の高松宮記念は2着だったものの、昨年から順当に力をつけてきた。昨年の桜花賞以降は1200m戦のみを使われてきたが、久しぶりに距離を延ばしての参戦。キャリア12戦で、GIを含めて1回も掲示板を外したことはなく、力は上位。悲願の初GI制覇を掴みたい。
そのほかには、重賞6勝馬で約2年ぶりのマイル挑戦となるメイケイエール(牝5、栗東・武英)、前哨戦の阪神牝馬S勝ち馬サウンドビバーチェ(牝4、栗東・高柳大)、昨年の秋華賞勝ち馬で東京コースでの好走実績もあるスタニングローズ(牝4、栗東・高野)、チューリップ賞勝ち馬でオークス3着、秋華賞2着のナミュール(牝4、栗東・高野)なども出走を予定している。
【そのほかの重賞】
■京王杯SC
5月13日(土)、東京競馬場で第68回・京王杯SC(4歳上、GII、別定、芝1400m)が行われる。安田記念の前哨戦として位置づけられており、勝ち馬には安田記念の優先出走権が与えられる。距離が1400mということもあって、マイラーとスプリンター両方がひしめき合う一戦だ。主な出走予定馬は昨年のNHKマイルCを制したダノンスコーピオン(牡4、栗東・安田隆)や葵Sの勝ち馬でスプリンターズSでも2着の実績を持つウインマーベル(牡4、美浦・深山)、前走高松宮記念で1年3カ月ぶりの復帰を果たしたGI馬ピクシーナイト(牡5、栗東・音無)、2年前のこのレースで2着、今年の高松宮記念で3着と好走した8歳馬トゥラヴェスーラ(牡8、栗東・高橋康)など。
(Text:Kanda)
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