“ひな祭りデビュー”藤田菜七子騎手　初勝利はお預けも…2着1回、3着1回と健闘

JRA所属として16年ぶりとなる女性騎手・藤田菜七子騎手（18、美浦・根本）が本日3月3日、川崎競馬でデビューを果たした。

この日は6鞍に騎乗。デビュー戦となった第1Rはコンバットダイヤ（牝3）が先行策から伸びず、勝ち馬から1秒6差の8着とほろ苦い初陣に終わった。レース後「聞いていた通りコーナーがきつく、あっという間にレースが終わった感じです。無事に終わってほっとしていますが、結果が出せなくて本当に申し訳なく思っています。JRAでのデビュー前に、こうした騎乗機会をいただき感謝しています。次のレースからも全力で騎乗したいと思います」と、同騎手は神奈川県川崎競馬組合を通じて、初騎乗後のコメントを残している。

続く第4Rでは大外から追い込みシンフォニーヒルズ（牝9）を勝ち馬から0秒3差の4着へ導く。3鞍めの第5Rでは中団でいったん置かれかけた4番人気ミスターナインワン（牡7）を直線で懸命に叱咤すると、ゴール前で鋭く伸びた同馬はアタマ差の2着に入線。藤田騎手はデビュー3戦めにして初の連対を果たす。ポッドジョイ（牡4）に騎乗した第8Rでは、後方から次位馬を0秒9上回るメンバー最速38秒6の上がり脚を引き出し、5着に入線。第10Rでは所属する根本厩舎のレガリアシチー（牡6）に騎乗し、ここでは13着に終わった。第12Rでは激しい先行争いに巻き込まれたが、ポッドライジング（牡4）を渋太く粘らせ3着でこの日の騎乗を終えている。初勝利はお預けとなったが6回騎乗し2着1回、3着1回。掲示板は4鞍で確保と、上々の滑り出しと言える結果だった。

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