クイーン賞勝ちのアクティビューティが引退　繁殖馬に

2013年の交流重賞・クイーン賞（JpnIII、ダ1800m）などを制したアクティビューティ（牝9、栗東・柴田光）が、3月4日付けで競走馬登録を抹消、現役引退となったことがJRAより発表された。今後は北海道浦河郡浦河町の宮内牧場で繁殖馬となる予定。

2009年11月にデビューを果たした同馬は、自身9戦目にあたる2010年5月の京都未勝利戦で待望の初勝利を挙げた。そこから3戦後の500万条件、さらにその4戦後に再度の500万条件をクリアすると、昇級した1000万条件クラスでは7戦の時間を要しながら、一度も掲示板を外すことのない安定感で2012年1月の由布院特別を快勝。また、同年12月の観月橋Sでは11番人気の低評価を覆して逃げ切り勝ち。27戦のキャリアを経て待望のオープン入りを果たした。

その後は地方を転戦し、2013年12月、船橋のクイーン賞で重賞初制覇。結果的に生涯でのタイトルはこの1つのみに終わったが、地方交流重賞で合計7度の2着と、長きにわたってメーディアやワイルドフラッパー、サンビスタら名だたるダート強豪馬と互角に渡り合う活躍を見せた。なお、同馬は2015年8月のブリーダーズゴールドCへの参戦を予定していたが、残念ながら疾病で出走取り消し。結果的にその前走にあたる同年4月のマリーンC（3着）がラストランとなっている。

▽【アクティビューティ】
父バゴ
母ファンドリオボッコ
母父ワツスルタツチ
通算44戦6勝（うち地方16戦1勝）

《重賞勝鞍》
2013年 クイーン賞（JpnIII）

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