重賞2勝馬リトルゲルダが引退　繁殖馬に

2014年の北九州記念、セントウルSを制し、同年のサマースプリントシリーズに優勝したリトルゲルダ（牝7、栗東・鮫島）が本日3月11日付けで競走馬登録を抹消、現役引退となったことがJRAより発表された。今後は北海道勇払郡安平町の追分ファームで繁殖馬となる予定。

同馬は2012年6月の阪神ダート1400mでデビューを果たすが、レースでは勝ち馬から8秒3も引き離された16着シンガリ負けと、ほろ苦い初陣となった。しかし、芝替わりとなった新潟未勝利戦を快勝するとその後もトントン拍子に勝ちあがり、同年11月の河北新報杯で3勝目をマーク。さらには2013年9月の道頓堀Sを制し待望のオープン入りを果たすと、翌年の夏には北九州記念で8番人気の低評価を覆し重賞初制覇。続くセントウルSでもハクサンムーンやエピセアローム、マヤノリュウジンら強豪を退け重賞2連勝を飾り、サマースプリントシリーズの覇者となるなど、短距離の一線級で存在感を見せつけた。なお本年1月末のシルクロードS（10着）がラストランとなっている。

▽【リトルゲルダ】
父Closing Argument
母Bijoux Miss
母父Buddha
通算29戦7勝（うち海外1戦0勝）

《重賞勝鞍》
2014年 セントウルS（GII）
2014年 北九州記念（GIII）

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