【スプリングS】ロードクエスト、ドレッドノータスら有力馬最終追い

3月20日に中山競馬場で行われるスプリングS（GII、芝1800m）へ出走を予定している各馬の最終追い切りが行われた。

ロードクエストは、美浦に駆けつけた池添騎手を背にウッドコースで古馬1000万下、古馬500万下を最後方から追走。手応え十分のまま大外から並びかけると、あっさり突き放してそれぞれに対し2馬身の先着を果たした。中間は放牧に出されず在厩で調整。乗り込みは入念過ぎるほどだ。強い負荷は掛けられておらず、まだピークの仕上がりとは言い切れないが、3カ月ぶりと考えれば文句なしの状態だろう。

ドレッドノータスは、栗東坂路で古馬1000万下を3馬身追走。道中は折り合いよく進み、ゴール前では目一杯まで追われた相手を脚色優勢でキャッチアップすると、そのままの手応えで1馬身抜け出し先着を果たした。1週前のウッド追いではいささかモタモタしていた印象があったが、そこでしっかり気合いを入れられたのが奏功したかグンと上向いてきたようだ。4カ月ぶりになるが、この馬なりの力を出せる態勢にあるだろう。

マウントロブソンは美浦ウッドコースで3歳未勝利馬とスパーリングを行い、追走同入を果たしている。“堀厩舎流”の4Fからの時計でラストは実にスムーズな伸びを披露。小倉遠征帰りだが疲れた様子はなく、前走から更に前進している雰囲気。

ミッキーロケットは、C.ルメール騎手を背に栗東坂路で3歳未勝利馬とスパーリングを敢行。坂の入口から体を並べての追い比べとなったが、手応えにお釣りを残しつつゴール前で半馬身抜け出しての先着フィニッシュを果たしている。時計は先週更新した自己ベストを更に上回る4F50秒9-1F12秒7（強め）。順調に使われている勢いがあり、目下絶好調と言っていい。

プランスシャルマンは内田騎手を背に、美浦ウッドで前後に馬を置く形での3頭併せ。直線では相手2頭に割って入る形で進み、プレッシャーをものともせずスムーズな伸びからそれぞれと同入に持ち込んでいる。1週前にハードな内容を消化しており、この日は終始馬なりだったが、馬自身に前向きさがあるのかシャープな動きは目を惹いた。2カ月の休養は吉と出たよう。

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