昨年の府中牝馬S勝ち馬ノボリディアーナが引退、繁殖馬に

2015年の府中牝馬Sを制したノボリディアーナ（牝6、栗東・松永昌）が本日3月16日付けで競走馬登録を抹消、現役引退となったことがJRAより発表された。今後は北海道千歳市の社台ファームで繁殖馬となる予定。

同馬は2012年10月の京都芝1400mでデビューし、中団から最速の上がりを繰り出して見事に勝利。昇級後は2度の敗戦を経験するも、昇級3戦目で500万条件を勝ち上がり、さらに2013年5月の白百合Sでは9番人気の低評価ながら男馬相手に逃げ切り勝ちを収めた。その後ローズS（8着）、秋華賞（14着）と秋シーズンこそ結果を残せなかったが、4歳夏に1000万条件を、5歳夏に準オープンを卒業。良血馬の素質開花を予感させた。そして、2015年10月の府中牝馬Sではスマートレイアーやレッドリヴェールなどの実力馬相手に、今までのレース内容とは違う後方に控えた形から豪快な末脚を繰り出し差し切り勝ち。11番人気という下馬評の低さを覆し、待望の重賞制覇を果たした。なお、翌2016年3月の中山牝馬S（13着）がラストランとなっている。

▽【ノボリディアーナ】
父フレンチデピュティ
母スターリーロマンス
母父サンデーサイレンス
通算24戦6勝

《重賞勝鞍》
2015年 府中牝馬S（GII）

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