おしらせ
【高松宮記念】ミッキーアイル 主役不在の混戦ムードに終止符を打つ!
3月27日、中京競馬場で高松宮記念(GI、1200m)が行われる。
昨年の3着馬ミッキーアイル(牡5、栗東・音無)は前走の阪急杯で見事な逃げ切り勝ちを収めた。過去の活躍から逃げ馬としての印象が強いが、好位からでもレースができる競馬センスの高さはこの馬の強み。特に昨年の高松宮記念では4番手追走から勝ち馬と併せる形で伸びて3着に入っており、逃げ一辺倒ではないところを印象付けた。16日の調教でスムーズな動きをアピール。1度使われたこともあり、前走以上の状態と見ていいだろう。主役不在の電撃戦で最も栄冠に近い位置にいると言っても過言ではない。
ダンスディレクター(牡6、栗東・笹田)は前走のシルクロードSで好位イン追走から鋭く抜け出し重賞初制覇を果たした。ここ3戦は走るたびにレース内容が良化しており、6歳馬ながら上昇度合いは出走馬の中で一番か。また芝1200m戦では【2.3.0.0】とデビューから一度も連対を外していない安定感も魅力的だ。前走後は短期放牧を挟み、ここを目標に調整。横山典騎手が騎乗した1週前追い切りでは軽快な走りを披露した。GI初挑戦の舞台で頂点に駆け上がる準備はできている。
アルビアーノ(牝4、美浦・木村)は1番人気に支持された前走のオーシャンSでスタートに遅れ直線では前が塞がる不利があり、5着に敗れた。しかし、上がり最速をマークしている末脚は目を見張るものがあったので、悲観視する必要はないだろう。ただレース後に跛行が見られ、放牧に出された点が気になる。乗り込み量が少ないことは問題にしない馬ではあるが、多少の割引は必要かもしれない。最終追い切りの動きを見て出否を決定するようなので、仮に出走するようであれば臨戦態勢にあるのか状態をしっかり確認する必要がありそうだ。
これまで参戦した6度のスプリントGIで2着2回、3着1回。悲願のGI制覇に闘志を燃やすハクサンムーン(牡7、栗東・西園)は、1週前追い切りで抜群の動きを見せた。坂路で上がり重点の調教を消化し、馬なりにもかかわらず終い1Fは11秒7を計時。ゴールに向かって自らの意思でグングン加速する走りから、1度使われたことによる上積みは絶大と見ていい。2年半ほど勝ち星から遠ざかっているが、久々となる勝利の美酒をGIという最高の舞台で味わいたいところだ。
エイシンブルズアイ(牡5、栗東・野中)は、前走オーシャンSで待望の初重賞制覇。これまで勝ち切れなかった直線急坂コースで突き抜けた差し脚は、充実期を迎えてのパワーアップを感じさせるものだった。初のスプリントGIでも太刀打ち可能ではないか。この中間は軽めの調整も、脚さばきは素軽く好調キープ。前走内容から、急坂の中京コースもマイナスにはならないだろう。
GI馬スノードラゴン(牡8、美浦・高木)は、約1年3カ月ぶりのレースとなった前走オーシャンSで3着好走。8歳にしてなお能力に衰えがないことを証明した。中間は順調に乗り込まれており、力強い動きを披露。長期休養明け激走の反動はないと見られ、2つ目のGIタイトル奪取に向け視界は良好だ。
2015年の桜花賞馬レッツゴードンキ(牝4、栗東・梅田)が、スプリント戦線に殴り込みをかける。桜花賞以来の1600mとなった2走前のマイルCSでは、モーリスなど一線級の牡馬相手に臆することなく果敢に逃げて6着と健闘。自分の形ではなかった阪急杯でも勝ち馬と0秒2差で、初の1200mにも十分対応可能だろう。1週前追い切りでは坂路で強めに追われ4F52秒8、終い1Fは12秒6を計時。いつもより終いを要した印象だが、時計の出にくい現状の馬場でよくまとめたと考えていい。あとは同型との兼ね合い次第か。
昨年の高松宮記念同日、同舞台の岡崎特別をエアロヴェロシティとコンマ1秒差という時計で制したビッグアーサー(牡5、栗東・藤岡)が1年の時を経てGIの舞台に辿り着く。1週前追い切りでは坂路で一杯に追われ4F49秒5、終い1Fは13秒3を計時。坂路での自己ベストをマークしており、デキは絶好と言えるだろう。連勝時のパフォーマンスを考えると近走内容には物足りなさが残るが、秘めたるポテンシャルから初重賞のタイトルがGIであっても驚けない。
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