フランスの古豪シリュスデゼーグルが引退

ヨーロッパを中心にGIで7勝を挙げたフランスの古豪シリュスデゼーグル（セ10、仏・C.バランドバルブ）の引退が発表された。

発表によると、今年で10歳となる同馬は復帰に向けて調整が行われていたものの、調教での動きが本来のものではなかったことから診察を受けたところ、種子骨靭帯の石灰化が判明。これ以上無理はさせられないとの結論に至り、引退が決まった。

シリュスデゼーグルの通算成績は67戦22勝（うち重賞17勝）。GIは2011年の英チャンピオンS（アスコット、芝10F）、2012年のドバイシーマクラシック（メイダン、芝2410m）など7勝。3度の優勝経験があるフランスのガネー賞（ロンシャン、GI、芝2100）では、2014年に前年の凱旋門賞馬トレヴを破って同馬に初黒星を付けている。また、国際派としても知られているシリュスデゼーグルは、これまでフランス以外に世界5カ国のレースに出走。2010年のジャパンC（16番人気9着）で来日したほか、暮れの香港国際競走には2009年から昨年まで7年連続で遠征（2012年は怪我のためレース直前で出走取消）した。

なお、今回の引退にあたって同馬とのコンビでGI5勝を挙げたC.スミヨン騎手は、自身のTwitter上で「素晴らしい時間をありがとう、チャンピオン！」と、感謝のコメントを送っている。

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