【阪神牝馬S】ミッキークイーン、ストレイトガールら有力馬最終追い

4月9日に阪神競馬場で開催される、阪神牝馬S（GII、芝1600m）に出走を予定している各馬の最終追い切りが行われた。

昨年の牝馬2冠馬ミッキークイーンは栗東ウッドでC.ルメール騎手を背にトーセンレーヴと併せ馬を敢行。終始手応えは楽のまま4F53秒8-1F12秒2（馬なり）をマークした。とても休み明けとは思えないほどに反応抜群で、脚どりも豪快そのもの。これならば久々のマイルにも対応できるのではないだろうか。

現役続行を表明したストレイトガールも栗東ウッドで最終追い切り。単走で追われ終い気合いをつけられた程度だったが、余力十分な脚どりで5F66秒8-4F51秒0-1F11秒8（強め）を叩き出したように、7歳を迎えた今でも衰えは見られない。一応香港帰りという扱いにはなるがビッシリと乗り込まれており初戦から力を発揮できそうな仕上がりだ。

重賞2連勝を狙うスマートレイアーは栗東坂路で4F53秒1-1F12秒1（馬なり）をマークした。稽古かけするこの馬としてはそう目立った時計ではないが、脚どりは軽快そのもので、追い出される際の反応も実にスムーズ。鋭い伸び脚はあいも変わらずだ。また1、2週前に坂路51秒台を連発しているだけに、事前の態勢としては文句ないレベルだろう。前走時も3週続けてしっかりやれていたことを考えれば、今回も引き続き高いレベルでの走りを期待できるはず。

ウインプリメーラも先週、先々週と栗東坂路で4F51秒台を計時。終い1Fも12秒0、12秒1という優秀な時計をマークし、ともに併せた僚馬に先着を果たしている。ただ、前走時の最終追いがこれまた坂路4F51秒8-1F12秒0という数字だったことを考えると、今回の坂路4F57秒1-1F13秒3（馬なり）の数字は少々物足りなく映ってしまうのは否めない。決して動きそのものに悪い印象がある訳ではないが、いささか気になるのが正直なところか。

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