おしらせ
【天皇賞・春】打倒ゴールドアクター目指し多士多彩のメンバーが集結
5月1日、京都競馬場で天皇賞・春(GI、芝3200m)が行われる。
昨年のグランプリ覇者ゴールドアクター(牡5、美浦・中川)が3200m、淀の坂越えに挑む。キャリア7戦目にあたる2014年8月の500万条件戦からここまで8戦7勝の快進撃。特に前走日経賞では58キロの斤量を背負いながら番手より上がり最速の脚を使い後続を封じ込んだ。ソツのない好位抜け出しがこの馬の型で、速い時計にも対応できるだけに現在の京都馬場はまさにうってつけのコースだろう。1週前追いでは吉田隼騎手が跨り3頭併せを敢行。6Fから2頭を追い、直線内に潜ると重心をグッと沈めてラストは迫力満点の伸び脚で圧倒した。ひと叩きされて馬体の張りも素晴らしく、最終追いをまだ残しているとはいえここ目標に万全の状態と言えそう。現役最強を誇示する為には負けられない一戦となる。
昨年の菊花賞馬キタサンブラック(牡4、栗東・清水久)は今期初戦の大阪杯でタイム差なしの2着。思えば初重賞勝ちのスプリングS、ならびに菊花賞勝ち時も2着馬とはタイム差なし。セントライト記念勝ちが2着に0秒1差と、正直ド派手な印象はないが、接戦での勝負強さは特筆モノと言っていいかもしれない。またここ2戦は逃げる形をとっているが、菊花賞を中団からの差し切りで制しているようにどんな形であろうが結果を残せるのも心強い限り。この中間はウッドで丹念に乗り込まれ、軽く仕掛けられただけで抜群の反応を示し余力十分に力強い伸び脚を見せている。この馬も態勢はすでに整っていると考えて良さそうだ。平成の盾男こと武豊騎手がどう捌くかも見もの。
菊花賞で2着、有馬記念で2着。未だ重賞未勝利ながらサウンズオブアース(牡5、栗東・藤岡)はGIで勝ち負けできる力を示してきた。前走日経賞後は順調に調整されており、1週前にはウッドで軽く仕掛けられただけで好時計をマーク。状態としては申し分ないだろう。ただし、ここ2戦でゴールドアクターに連敗。特に前走日経賞では2キロもらいながらも競り落とされてしまっただけに分が悪い感は否めない。この馬の力がトップクラスにあることは疑いようがないが、勝ち切るには何か思い切った策が必要になるかもしれない。久方ぶりにコンビを組む藤岡佑騎手がどう乗るだろうか。
GI馬トーホウジャッカル(牡5、栗東・谷)は7カ月ぶりの実戦になった阪神大賞典が18キロの体重増。勝負どころで早々とムチが入り、直線バタッと止まってしまったように余裕のある馬体であったことは否めない。ただしこの中間はひと叩きしたことで張りやボリューム感が従来のそれに近づきつつあるだけに、最終追いでどこまで変われるか。3歳時の菊花賞で3分1秒0というとんでもないレコードタイムで駆けているように秘める力はこのメンバーでも決してヒケを取るものではない。京都の軽い馬場で逆襲なるか。
新興勢力のなかではシュヴァルグラン(牡4、栗東・友道)の勢いから目が離せない。昨年8月の500万下から目下6戦4勝2着2回の快進撃。昨年末のゴールドアクターを彷彿とさせるものがある。特に前走の阪神大賞典では初の長距離戦ながら引っ掛かるところもなく勝負どころでのペースアップにもなんなく順応。馬なりで大外から一気に進出し楽々と後続を突き放した。いい瞬発力とともに持久力も兼ね備えていて、同じような競馬がここでもできるようなら大仕事をやってのけても不思議はない。この中間は併せ馬で追われ、相手を大きく追走する形から終い重点に仕掛けられるとしっかりとした反応を示した。あまり稽古で動くタイプではないこの馬としては上々の雰囲気。勢いのままに一気に頂点へ駆け昇ることができるかどうか。
フェイムゲーム(牡6、美浦・宗像)は昨年の2着馬。当時は終始スムーズさを欠きながらも、長くいい脚を使って勝ったゴールドシップをクビ差まで追い詰めた。カッカする気性だった半兄バランスオブゲームとは違い、おっとりとした性格で折り合いに不安がないのがこの馬のウリで、ダイヤモンドS2連覇の実績からも長距離への適性はメンバー屈指の存在だ。前走後はノーザンファーム天栄でシッカリ乗り込んで帰厩。ただ、1週前の追い切りは瞬時に反応できない素振りを見せていて、最終追いでどこまで変われるかが焦点となりそう。
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