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【ヴィクトリアマイル】ミッキークイーン 上積みはかなりありそう

5月15日、東京競馬場でヴィクトリアマイル(GI、芝1600m)が行われる。

ミッキークイーン(牝4、栗東・池江)は、抜群の瞬発力と操作性の高さを武器に昨年のオークスと秋華賞を制し、牝馬2冠を達成した。マイル重賞での勝ち鞍はないが、初の関東遠征で大幅に体を減らしていた昨年2月のクイーンCでクビ差2着。そして4カ月半の休み明けで、斤量はメンバー最重量の56キロ、スローの流れも不向きだった前走阪神牝馬Sでクビ差の2着と濃い内容の走りができており、問題なく対応してきた。GIとあって相手はグンと強くなるが、総合力の違いから主役の座は譲れないところだろう。この中間は、意欲的な調整が積まれている。1週前追いでは今週末から復帰予定の主戦・浜中騎手を背にダービー2着馬サトノラーゼンを圧倒。上積みはかなりありそうで、申し分のない状態に仕上がったようだ。今週は調整程度で大丈夫だろう。

昨年のジャパンCを制し、GI戦2勝馬となったのがショウナンパンドラ(牝5、栗東・高野)だ。昨年のこのレースでは8着に終わったが、その前に走った大阪杯は不良馬場。そこでの大きな疲労が抜け切れず、ケイアイエレガントらが残って波乱となったように特殊な流れも向かなかった。牡馬一線級と互角に渡り合ってきた昨年後半の走りを見る限り、地力はさらにアップしており、前走の大阪杯である程度出していく競馬をこなせたのも収穫大。昨年の轍は踏むまい。昨年12月の有馬記念を自重したことにより、フレッシュさも十分だ。昨年同様、大阪杯からのローテだが今年は疲れが抜けるのが早かったようで本数、内容ともに段違いの調整過程で来ている。2週前に栗東坂路4F51秒9(一杯)という猛時計をマークし、終いだけ伸ばされた1週前追いでは3歳未勝利馬を相手にしない動き。万全の態勢で臨める。

昨年の覇者ストレイトガール(牝7、栗東・藤原英)は、昨年暮れの香港スプリントを最後に引退の予定だったが撤回。連覇を狙って、ここへエントリーしてきた。前走の阪神牝馬Sが9着と、案外な走り。しかし昨年の帰国初戦、高松宮記念でも大敗を喫しており、海外帰りは調整が難しいタイプなのだろう。昨年はそこからヴィクトリアマイル制覇と大きく巻き返しているし、今年も2戦目での逆襲は十分に考えられるところだ。中間は在厩で調整されており、終いを鋭く伸ばす稽古を再三消化。1週前のウッド追いでは軽く促されただけでラスト1F11秒7の切れを見せ、準オープン馬に追走先着を果たした。気配上昇は確実。

クイーンズリング(牝4、栗東・吉村)は昨年フィリーズRを制し、秋華賞ではミッキークイーンにクビ差の2着。古馬となった今期初戦の京都牝馬Sでは正攻法から、重賞2勝目をマークした。この距離がいちばん走りやすそうな感があり、余裕のあるローテーションも好感が持てる。上位争いは十分に可能だろう。1週前はこの中間で初めてしっかり負荷を掛けられ、3歳未勝利馬に4馬身先着。順調に気配を上げてきており、あとひと追いで態勢は整ってきそうだ。

ルージュバック(牝4、美浦・大竹)は前走中山牝馬Sで1番人気2着に終わったが、休み明けのうえにトップハンデを背負い、左前の落鉄も合わさっては致し方ない結果だった。この中間は先月30日に短期放牧より帰厩し、7日にウッドで併せ馬を消化。6Fで3秒近くあった僚馬との差を、直線であっという間にひっくり返した。叩いた効果かつ、牧場先での乗り込みが功を奏したようで、ここまでの気配は文句のない域にある。今回は伸び伸び走れる府中が舞台。ノーステッキのままコースレコードを更新した百日草特別の例を持ち出すまでもなくメンバー屈指のコース適性の高さを誇るだけに、久しぶりにこの馬の能力全開となる姿が見られそうだ。

マジックタイム(牝5、美浦・中川)はここ2走、不得手と思われていた右回りで立て続けの好走。3歳時の波があった成績から一転、完全にひと皮向けた印象で、特に前走のダービー卿CTでは斤量差があったとはいえ、GI馬ロゴタイプら強豪牡馬を負かして初タイトルを手に入れた。この中間は5日にウッドで3頭併せを敢行し、大きく追走する形から直線では豪快な脚どりで相手を圧倒。向かい風の影響で1Fの時計が出難かったなかでの12秒フラットは素直に評価していい。柔らかみのある馬体を維持できており、気性も以前に比べはるかに成長している現状。これならば、と思わせるだけの雰囲気にある。

スマートレイアー(牝6、栗東・大久保)もここ2戦で大きな変わり身を見せた1頭だ。これまでは鋭い差し脚を武器に幾度となく勝利をモノにしてきた馬だが、2走前の東京新聞杯、前走の阪神牝馬Sともに逃げて後続を完封、周囲を驚かせた。また、競走馬としてのキャリアもすでにベテランの域に入っているだけに、普段の動きにそう大きな変化が見られなくとも、馬自身が体調の整え方を分かっているのは心強い限り。ヴィクトリアマイルでは一昨年8着、昨年は10着に終わっているがモノにしつつある自在脚質で、悲願のビックタイトル戴冠を狙う。

カフェブリリアント(牝6、美浦・堀)は3連勝の波に乗って挑んだ昨年(結果は5着)ほどの勢いこそないものの、近走いずれもが僅差接戦の内容で、衰えは微塵も感じられない。これまでの課題であった折り合い面の不安が解消されつつあり、舞台は得意の府中コースに替わる今回、タイミングひとつで上位争いに加わってきても決しておかしくはない。ただし、元々が太く見せるタイプながら、現状若干腹回りに余裕が感じられるあたりは気になる。最終追いの動きには注意を払うべきだろう。

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