おしらせ
【オークス】シンハライト 体調面に不安なし
5月22日、東京競馬場で3歳牝馬の頂点を決するオークス(GI、芝2400m)が行われる。
桜花賞馬ジュエラーが故障で離脱、2歳女王メジャーエンブレムはNHKマイルCに回った。チューリップ賞を好時計で勝ち、桜花賞で僅差2着だったシンハライト(牝3、栗東・石坂)が中心視されそうだ。距離はマイルまでしか経験がないが、折り合い面に不安がなく、追って味があるタイプ。勝負根性が抜きん出ている点も強みで、今回の2400mという条件が大きな壁にはなるとは思えない。この距離が未知なのは他馬も同様。総合力の違いが結果に直結しそうだ。チューリップ賞、桜花賞と激戦が続き疲れが気になるところだが、1週前追いは騎手騎乗の併せ馬で、しっかり負荷を掛けられ先着。以前に比べ走りにブレがなくなってきた点も好感で、体調面に不安は感じられない。初となる関東への輸送で大きく体を減らすようなことさえなければ、いい状態での出走が叶いそうだ。
アットザシーサイド(牝3、栗東・浅見)は昨年の11月に2勝目を挙げ、阪神JFで5着、フィリーズRで2着、そして前走桜花賞で3着と世代上位の走りを続けてきた。母が短距離路線で活躍したルミナスハーバーとあって、ゆくゆくは距離に限界が出てきそうだが現状の完成度からここでの好勝負は十分に可能だ。短期放牧を経て、この中間は栗東坂路で単走を2本。1週前追いは4F59秒9と流す程度に留まったが、5月15日の日曜追いではビシッと追われ4F52秒4-1F13秒6(一杯)とまずまずの時計が出ている。終いを要したあたり、まだ絶好調とまでは言い切れないが、ここでしっかりやったことにより今週大きく変わってきそうな雰囲気だ。
ロッテンマイヤー(牝3、栗東・池添学)は、祖母がビワハイジで伯母にはブエナビスタらがいる超良血馬。ひと息入れられた前走の忘れな草ではスローペースの逃げに持ち込むと、ラスト3Fを33秒7でまとめ、押し切り勝ちを収めている。そこでの走破時計は平凡だったが、デビュー2戦目で臨んだクイーンCではメジャーエンブレムに0秒9差の3着と健闘を果たしており時計勝負への対応も可能なタイプ。何より東京遠征を苦にしなかったのはアドバンテージで、首位争いに加わってきて不思議のない存在だろう。中間は質、量ともに申し分のない稽古をこなしており気配をグングン上げている。2カ月ぶりの前走を使われての上積みはかなり大きそう。
チェッキーノ(牝3、美浦・藤沢和)は、3月のアネモネSを勝利したが桜花賞は自重。敢えて間隔を置いたことが奏功したか肉体の逞しさをグンと増し、前走のフローラSでは勝利を収めてみせた。それも東京芝2000mでは不利とされる大外18番枠スタートから、3馬身差の圧勝。最後は流す余裕さえ見せており、能力は相当高そうだ。アネモネSから2F延長のレースを楽にこなし、距離に融通が利きそうなのもいい。今回も互角以上の走りに期待できる。中間の稽古は時計こそ地味だが、走りに前向きさがあり、脚捌きは軽快。フローラS時に見せた固さが解消してきており、上昇一途といったところだ。
エンジェルフェイス(牝3、栗東・藤原英)は、3月のフラワーCを逃げ切って勝利。先手こそすんなり奪えたものの、終始突かれ、決して楽な逃げではなかった。しかし道中では自分のリズムを保ち、直線では後続が来れば来るだけ伸びての快勝劇。切れ味比べでは分が悪そうだが、精神力は世代最上位級と見ていい。桜花賞をパスしてここに備えており、余裕のある調整過程にも好感。渋太さ比べの展開となれば急浮上がありそうだ。中間は在厩でじっくりケアされており、4月下旬からはウリウリらハイレベルな相手との併せ馬で再三いい動きを披露。1週前にはウッド7Fからというハード追いを消化し、実質の最終追いを完了している。ほぼ万全に仕上がっており、輸送を控えた今週は軽めの調整で大丈夫そうだ。
ジェラシー(牝3、美浦・菊沢)は、前走スイートピーSを勝って樫切符を獲得。スイートピーSでは流れに乗る競馬をこなせたのが大きな収穫で、その自在性を武器に上位進出を狙う。前走がマイナス10キロとある程度仕上げられており、そこからの中2週。上積みこそ強調しづらい状況だが、先週日曜に時計を出せておりダメージからの回復は早かったようだ。いい意味での平行線だろう。
ビッシュ(牝3、美浦・鹿戸)はデビュー戦、500万下と快勝を続け、3走目だった前走フローラSでは1番人気に推されたが5着に終わっている。しかし道中最後方からメンバー最速タイの脚を繰り出しており、位置取りが違えば上位入線があったはずだ。折り合いに難はなく、距離が伸びて更に良さが出そうなタイプ。実績では見劣るが、侮れない存在と言える。ただし、使われるごとに体を減らし、前走は404キロでの出走。状態面はギリギリで、今週の動きと当日の馬体重には注意を払いたい。
ペプチドサプル(牝3、栗東・木原)は阪神JFでの4着など、オープン級で好走を続けたが賞金加算には至らず、前走5月7日の500万条件勝ちでようやく2勝目をゲット。押せ押せの臨戦過程だけに上昇味はさすがに薄そうだが、2歳時のアルテミスSで4着、3走前のアネモネSで3着と関東への輸送を苦にしかった点には一目置きたい。父マンハッタンカフェ、母父サクラローレルと重厚さのある血統背景の持ち主で、これぐらいの距離で真価を発揮しそう。
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