UMAJIN.net

おしらせ

【先週のお別れ】デルマネコムスメ、ボーイフレンドなど

[5月27日抹消]
デルマネコムスメ(牝6、栗東・牧田)
通算成績
18戦4勝

本馬の父はGI5勝のダイワメジャー、母はフランス生まれの外国産馬で、栗東・森厩舎の管理下のもと中央1勝を挙げたハッシュバンバン。2010年5月3日に北海道千歳市の社台ファームでその生を受けると、のち北海道の医療法人廣仁会で理事長を務めたこともある医師・浅沼廣幸氏に購買され、美浦の大和田厩舎で管理された。ちなみに母の父カルドゥン(Kaldoun)はあまり日本でその名を目にすることは少ないが、その産駒として1990年代後期に中央で9勝を挙げたシンボリフェザード、また、1996年の秋華賞を勝ったファビラスラフィンの母父としても名を連ねている。

デビュー戦は2013年3月の3歳未勝利戦(中山ダート1200m)。既走馬相手ということもあり当時は16頭立ての14番人気に甘んじていたが、レースでは好位追走から力強い脚どりで勝ち馬を追い詰め、0秒1差2着に奮闘。その複勝は2450円を記録した。なお、返す刀で挑んだ4月末の2戦目では一転1.7倍の圧倒的1番人気に推され、2着に5馬身の差をつける圧勝劇で初勝利を飾っている。その後は使われつつ着実に力をつけ500万クラスを2度勝利。また2015年2月の1000万条件戦では12番人気の低評価を覆し0秒1差の3着に好走、再度周囲をアッと言わせることとなる。その2走後には上がり最速の切れ味で差し切り勝ちを収め準オープンに昇格したが、ただ思いのほかクラスの壁は高かったようで、結果は出せずじまい。本年4月の鳴門S(10着)を最後に、栗東の牧田厩舎へと転厩となり、結局このレース以降1度も走ることなく競走馬登録を抹消している。

余談だが浅沼氏の所有する2010年産馬のほとんどは「デルマ」の冠のあとに「妖怪」の名が付けられており、キタロウをはじめ、コナキジジ、スナカケババ、ヌリカベなど枚挙にいとまがないが、本馬は2016年6月1日現在、この世代のなかでは今や氏の代表産駒となっているデルマヌラリヒョンに次ぐ2番目の賞金額を稼ぎ出していることはお伝えしておきたい。

[5月27日抹消]
ボーイフレンド(牡7、栗東・森)
通算成績
51戦2勝(うち地方4戦1勝、障害3戦0勝)

父はGIの舞台でディープインパクト、シンボリクリスエスら今もなお記憶に刻まれる名馬たちと激戦を繰り広げたリンカーン。残念ながら2012年に他界してしまったが、種牡馬として2011年の牝馬クラシック戦線を皆勤したデルマドゥルガーなどを送り出した。本馬の牝系を遡ると、2011年の武蔵野Sを制し、現在も現役で2014年度の岩手競馬年度代表馬に輝いたナムラタイタンの名前もある。

2011年6月18日にデビューを迎えると、8戦目の2012年1月にようやく未勝利を脱出。地方の浦和競馬がその舞台だった。勝利の味を覚えたことで馬が変わったのか、同年5月の500万下では後藤騎手の手綱に導かれ中央での初勝利を飾る。1000万下に昇級した後も2着に入るなど惜しいレースを見せ、新馬戦では420キロ台だった馬体重もこの頃には440キロ台まで成長していた。

クラス再編により、2013年6月からは500万下が主戦場に。まとまった休みもなくコンスタントに使われた2014年は2着3回、掲示板内9回と堅実な成績を残した。2015年以降は地方競馬への参戦に障害転向と陣営はありとあらゆる可能性を模索。残念ながら障害では目立った活躍ができず、本年5月27日付けで中央登録抹消の運びとなった。

本馬において特筆すべき点は、生涯を通じて走った競馬場の数。函館を除く中央9場に地方3場と、全国の競馬場を所狭しと駆け回った。華やかな競走成績を残す馬がいる一方、ボーイフレンドのように場所を選ばす走り続ける馬がいるということは記憶に刻みたいところだ。

なお、5月23日?5月29日までの登録抹消は他138頭。

▽【関連リンク】
★★★さらに快適に! 無料の【UMAJINアプリ】Android版&iOS版 最新バージョン配信中!★★★

■驚異の新指数【WINDEX】日曜東京8R・青嵐賞では3連単4万2360円をズバリ!
■海外競馬はUMAJIN.netにお任せ! 「海外競馬」ページはコチラから!
■これを見ずして日曜日の馬券は買えない! イチオシ大予想TV「馬キュン!」

おしらせ一覧

PAGE TOP