おしらせ
【マーメイドS】シュンドルボン 堂々の主役だ
6月12日、阪神競馬場で古馬牝馬のハンデ重賞であるマーメイドS(GIII、芝2000m)が行われる。
シュンドルボン(牝5、美浦・矢野)は昨年の8月から10月の間、条件戦を3連勝。その勢いに乗り、勇躍挑んだGIエリザベス女王杯は7着に終わったが、外め17番枠からのスタートという不利があり、距離も若干長かった。それでも直線では目を惹く伸びを見せて0秒2差だったことを考えれば、上出来以上の走りだったと言えよう。牝馬同士なら力は上位で、実際2走前にルージュバックらを相手に中山牝馬Sを制覇してみせた。今回、トップタイの56キロというハンデとなったが、妥当な線だろう。エリザベス女王杯で健闘できており輸送に問題はなく、中山コースでの好走歴があり急坂も不問。初の阪神コースを苦にすることはなさそう。堂々の主役として、重賞2勝目を狙う。3頭併せだった1週前追いでは追われる両サイドを尻目にこちらは持ったまま。最後まで相手に合わせ、追い出せばいつでも突き抜けそうな勢いがあった。GI後ながら、グンと良化を果たした印象だ。
ナムラアン(牝4、栗東・福島)は、3走前に準オープンを勝つと、続くオープン昇級初戦でさっそく5着。そして前走の都大路Sではグァンチャーレ、ラングレーら骨っぽい牡馬勢を相手に勝ち切っており、目下充実著しい。以前はスタートに課題があったが、安定してきているし折り合いにも進境が窺える。前走のレベルを考えればハンデ55キロはやや恵まれた印象で、自在脚を武器に初重賞勝ちのチャンス十分。5月29日には1F12秒2、6月1日のには1F12秒6とこの中間は余力たっぷりのまま鋭い切れ味を見せている。前走が2カ月ぶりの一戦だったが、久々好走の反動はなく勝ってさらに上昇か。
ハピネスダンサー(牝5、栗東・高野)は、昨年秋の1000万条件、準オープン戦の連勝が秀逸な内容だった。よってオープン昇級後、牝馬重賞で上位人気に推され続けているが直線で行き場をなくすなど、チグハグな競馬が続き結果が伴わない。中6週とひと息入れ立て直された今回、真価を発揮するレースとなるか。ハンデは勝負どころで挟まれる不利がありながら1着シュンドルボン、2着ルージュバックに0秒2差5着まで迫った中山牝馬Sと同じ53キロで、これは恵まれた印象。ひと息入れたリフレッシュ効果は大きかったようで、この中間は強い負荷の攻めをこなし好タイムをマークできている。ほぼ万全に仕上がりつつある。
リラヴァティ(牝5、栗東・石坂)は、前走準オープン戦を勝ち上がっての臨戦だが、ローズSで3着、福島牝馬Sでは2着と牝馬重賞で再三の好走があり、昇級は形だけ、の感。昨年のこのレースではマイペースの逃げに持ち込んだが、瞬発力勝負の流れとなり切れ負けして0秒6差の8着に終わっている。ハンデは昨年同様の53キロ。今年は後続に脚を使わせ、渋太さ比べに持ち込みたいところだろう。1週前追いでは終いだけ重点で、素軽い伸びを見せた。2カ月ぶりだった前走を使われ、型通り上昇を果たしているようだ。
レッドオリヴィア(牝5、栗東・平田)は、準オープンでの近2走がいずれもクビ差の2着。形の上では格上挑戦だが、牝馬同士なら互角の戦いが可能なはず。前走クビ差で敗れたリラヴァティより1キロ軽く、昨年1000万条件戦で撃破したシュンドルボンからは4キロ軽い斤量52キロも魅力だ。中間は短期放牧を挟み、帰厩後坂路を1本。時計は平凡だが、前向きさにあふれており、一連の好調は維持できている。
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