【CBC賞】エイシンブルズアイ　乗り込みは順調そのもの

7月3日、中京競馬場でサマースプリントシリーズの第2戦となるCBC賞（GIII、芝1200m）が行われる。

エイシンブルズアイ（牡5、栗東・野中）は3歳時に毎日杯で2着、3走前にはマイルのオープン特別で2着などがあるが、勝ちパターンに持ち込んでいたハクサンムーンをねじ伏せて勝った2走前のオーシャンSが強い内容。前走高松宮記念ではメンバー2位の末脚を繰り出し、レコードに0秒5差の5着に入った。やはりスプリントでこその馬だろう。ハンデ57キロは妥当な線で、2つ目のタイトルは目前か。久々になるが、ここ目標にじっくり乗り込まれており追われるごとに軽快さを増している。順調そのものだ。

ベルカント（牝5、栗東・角田）は、2歳時に小倉2歳Sで2着、昨年はアイビスSDと北九州記念を制しており暑い時期がいいタイプ。古馬との初対戦だった一昨年のこのレースでは0秒4差の5着に入っており、コース適性もある。ハンデ戦ではキャリア最重量となる55.5キロという斤量がどうかだが、2走前で490キロと馬格は比較的あるので、大幅割り引きまでは考えなくていいか。6月頭からの乗り込みでは猛時計を連発。ドバイ遠征帰り、3カ月ぶりを感じさせない絶好の気配にある。

サドンストーム（牡7、栗東・西浦）は、重賞勝ちこそないが2013年のこのレースで3着、昨年は高松宮記念で4着、このレースで3着と中京芝1200mコースでの渋太さが光る。3走前の阪急杯では勝ち馬ミッキーアイルに0秒1差の4着と力いまだ健在ながら、前年比マイナス1キロのハンデ56キロは恵まれた印象だ。中間の時計はいささか物足りないが、年齢的なものか坂路ではズブくなってきており問題視しなくていいだろう。ビシッと追えていることは評価でき、今週もしっかり負荷を掛けられれば態勢は整うはず。

シンデレラボーイ（牡6、栗東・矢作）は、4走前の準オープン勝ちを含め中京芝で【2.1.0.0】というコース巧者だ。2走前で0秒4差の5着、前走で0秒3差の4着とオープン級でもやれるメドを立てつつある現状で、ハンデ54キロなら初の重賞挑戦でも互角の走りが見込めそう。短期放牧明けで、中間の本数は物足りないが1週前追いで古馬1000万をアオりにアオって先着しており態勢は悪くない。あとひと追いあれば力を出せるデキに仕上がってくるか。

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