おしらせ
【先週のお別れ】菊花賞3着バンデなどが登録抹消
[6月29日抹消]
バンデ(牡6、栗東・矢作)
通算成績
12戦5勝
本馬は日本のJRA賞にあたるカルティエ賞最優秀3歳牡馬を受賞した英ダービー馬オーソライズド産駒で、半兄に香港ヴァーズを連覇したドクターディーノがいる血統背景の持ち主。馬名となっている“バンデ”はドイツ語で絆という意味がある。
デビューは2013年2月の阪神芝2000m戦。4着に敗れたが、上がり3Fでメンバー最速タイの時計を出しており能力の一端を見せた。3戦目となった同年3月の阪神芝2400m戦で初勝利を挙げると、その後は1戦を挟み休養へ。
休み明けで臨んだ同年8月の積丹特別は本馬を語る上で欠かせない1戦となっており、好スタートからレースの主導権を握ると直線でさらにリードを広げ、2着に2秒8差をつける衝撃的な勝ち方を見せた。なお、個性的な逃げ馬として知られている本馬が逃げ切り勝ちを収めたのは、このレースが初めてとなっている。
クラシックの出走権利を狙った同年9月のセントライト記念は6着に終わったが、中1週で挑んだ兵庫特別に勝利し、同年10月の菊花賞に駒を進めた。同レースでは多くの重賞勝ち馬を相手に渋太く逃げ粘り3着と好走。翌2014年からは安定した結果を残すようになり、同年8月の札幌日経オープンではのちのAJCC勝ち馬クリールカイザーらを相手に5馬身差をつけて勝利を収めた。近走の充実したレース内容からさらなる活躍が期待された本馬はメルボルンCを最大の目標にオーストラリアへ遠征するが、前哨戦のコーフィールドC直前に出走を取り消して帰国。その後は2年近く実戦を経験することなく本年6月30日に登録抹消となった。
[7月1日抹消]
シンボリエンパイア(牡7、美浦・藤沢和)
通算成績
22戦5勝
父は現役時代に米クラシック3冠の最終戦・ベルモントSなどGI3勝を挙げたエンパイアメーカー。種牡馬としても2009年ケンタッキーダービー2着馬パイオニアオブザナイル(2015年の米3冠馬アメリカンファラオの父)や中山記念など重賞2勝のフェデラリストなど活躍馬を多数送り出している。また、本馬の母ミスエマの曾祖母にあたるペンデュリナの系統からは現役時代BCターフなどGI4勝、ディープインパクトが参戦した2006年凱旋門賞にも出走歴のあるシロッコが輩出されている。
初陣は2012年1月28日、東京ダート1600m。先手を主張してレースを引っ張ると、そのまま危なげなく逃げ切り幸先の良いスタートを切った。中山での2戦を挟んだのち、新馬戦と同じ東京ダート1600mに戻るとスピードの違いを見せつけ圧勝。この条件への際立った適性の高さは当時から折り紙つきだった。
その後は勝ち切れないレースが続いたが、本馬の転機となったのは2013年10月6日。落馬負傷の怪我から復帰した後藤騎手が手綱を握り、同騎手に約1年1カ月ぶりとなる勝利をもたらしたレースだ。この勝利をきっかけに本格化を果たしたのか、返す刀で臨んだ次走も快勝すると、続く錦秋Sでも2着と大崩れせずクラスへのメドを立てた。そして2014年6月の夏至Sを制し、待望のオープン入り。ここまでの全5勝が東京ダート1600mという生粋の舞台巧者だった。
オープンクラスでも2014ファイナルS3着など好走を続けたが、2015年5月のオアシスSで競走中に故障を発症し、長期休養へ。残念ながら本年7月1日に中央登録抹消となっている。なお、7月11日に行われるセレクトセール1歳馬セッションでは本馬の弟にあたるミスエマの2015(牡)が上場予定。オルフェーヴルを父に持つ同馬が無事にデビューし、活躍を見せてくれることに期待したい。
なお、6月27日?7月3日までの登録抹消は他96頭。
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