キーレン・ファロン騎手が現役を引退

現地時間7月4日、過去に短期免許などでの来日経験があるキーレン・ファロン騎手（51・愛）の引退が、ターフクラブのエイドリアン・マックゴールドリック医師によって発表された。

現在51歳のファロン騎手は、過去に凱旋門賞を2度制したほか、イギリスのリーディングジョッキーを6回獲得するなど、イギリス、アイルランドを中心に輝かしいキャリアを築いてきた。しかし、その一方で暴行事件や八百長疑惑、薬物疑惑などによって騎乗停止処分を受けるなど、数多くの騒動を起こしたこともある。

ファロン騎手に代わって引退を発表したターフクラブのエイドリアン・マックゴールドリック医師によると、引退を決意した理由は、騎乗に対するモチベーションが維持できなくなったためだという。さらに、今シーズンが始まる前からうつ病に苦しんでおり、治療を続けていたことが明らかにされた。

ファロン騎手の今シーズンの成績はアイルランドで115戦9勝。6月26日のカラ競馬場での騎乗が現役最後の騎乗となった。

・【世界の騎手列伝　vol.28】キーレン・ファロン（UMAJINコラム　2016/04/14）

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