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メイセイオペラ死す 日本競馬史上唯一の「地方所属・中央GI制覇」馬

地方所属馬としてフェブラリーS(GI、ダ1600m)を制したメイセイオペラが、繋養先の韓国で7月1日に死亡していたことがわかった。本日7月8日、岩手県競馬組合の公式HPで発表されたもの。死因は心不全。22歳だった。

メイセイオペラは1996年に岩手競馬所属としてデビュー。3歳シーズンまでは地元で圧倒的な存在感を示し、4歳シーズンとなった1998年から積極的に他地区への遠征を開始する。同年の川崎記念で4着、帝王賞で3着とGI級で好走を続け、同年7月、地元盛岡のマーキュリーC(GIII、ダ2000m)で交流重賞を初めて制した。同年10月、盛岡競馬場で行われた南部杯(GI、ダ1600m)を制し、GI級を初制覇。そして翌1999年2月、2番人気に推されたフェブラリーSを2着に2馬身差を付け快勝し、史上初となる「地方所属馬・中央GI制覇」を成し遂げている(この記録は現在までメイセイオペラ1頭のみが達成)。1999年には大井競馬場の帝王賞(GI、ダ2000m)も制し、GI級の勝利を3勝とした。通算35戦23勝の成績を残し引退し、2001年から種牡馬入り。2006年からは韓国へ渡り、同地で種牡馬として活躍を続けていた。

プルン牧場(韓国)の代表キム・ジョンシク氏は「日本の伝説的な名馬を預かることができ、韓国のクラシック競走の優勝馬も生産することができました。関係者の皆様、韓国での活躍を応援してくださったファンの皆様に心から感謝を申し上げます。今年は種付けを3頭に行っていたのですが、このようなことになってしまい残念です。メイセイオペラの冥福を祈ります」と、岩手県競馬組合を通じてコメントしている。

また岩手県競馬組合は「日本競馬史上ただ1頭、地方競馬所属にして中央競馬GI制覇を達成するなど、岩手競馬史に輝かしい功績を残したメイセイオペラ号の追悼のため、献花台及び記帳台を下記のとおり設置します」として献花台及び記帳台の設置を発表している。

場所と期間は以下の通り

設置場所/盛岡競馬場アトリウム2階
設置期間/平成28年7月9日(土)より

▽【メイセイオペラ】
父グランドオペラ
母テラミス
母父タクラマカン
通算35戦23勝

《主な重賞勝鞍》
1999年 フェブラリーS(GI)
1999年 帝王賞(GI)
1998年 南部杯(GI)
1998年 マーキュリーC(GIII)

※国際格付け以前の独自グレード。

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