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【先週のお別れ】名牝スキーパラダイスの血脈 アルティマプリンスなどが登録抹消

[7月7日抹消]
コウエイテンマ(牡3、栗東・川村)
通算成績
6戦2勝(うち地方2戦0勝)

父は3歳時に米GIIピーターパンSを制し、日本調教馬として初となる米ダート重賞勝ちの偉業を成し遂げたカジノドライヴ。現役時代は屈腱炎を患ったこともありビッグタイトルに手が届かなかったものの、ポテンシャルの高さはエスポワールシチー、スマートファルコンなどダート路線のチャンピオンホースが揃った同世代の中でもトップクラスだった。本馬は2013年4月14日、そのカジノドライヴの初年度産駒として生を受けた。

その血統背景からダート路線で……と思われたが、陣営がデビュー戦に選んだのはダービー翌週の阪神芝1400mだった。10頭立ての8番人気と戦前は低評価に甘んじていたが、迎えたレースではそれを覆すパフォーマンスを披露。急坂をものともしない力強い末脚で後続を突き放し、見事に芝での初陣を飾った。その次走中京2歳Sは距離の影響もあったのか5着と伸び切れなかったが、1200mに距離を縮めたフェニックス賞では中団待機から直線外に持ち出されると、素晴らしい切れ味を発揮し2着に5馬身差をつける圧勝。返す刀で臨んだ小倉2歳Sこそ5着に敗れたが掲示板内を確保しており、重賞制覇の日もそう遠くないと思わせる成績を残した。

夏場にフル稼働したことを考慮してか、ひと息入れられた本馬が復帰したのは園田競馬場を舞台とする兵庫ジュニアグランプリ。5戦目にして父が活躍したダートに主戦場を移したのだ。結果はダートで2戦2勝とすでに適性の高さを証明していたサウンドスカイが連勝記録を伸ばすこととなったが、本馬はハナを切ったのち、道中外から被されるシーンがありながら2着と粘りを見せ、ダート路線へのメドを立てた。

しかし、全日本2歳優駿で9着に敗れてからは出走機会がなく、本年7月7日に中央登録抹消となっている。なお、本馬は楽天のサラブレッドオークションで落札(463万円)されているため、地方競馬で再出発となる可能性が高い。生前、オーナーを務めていた西岡静男氏の意思を受け継ぐ本馬が、競走馬として今後も活躍する姿を心待ちにしたい。

[7月6日抹消]
アルティマプリンス(牡5、栗東・安田)
通算成績
5戦2勝

セントウルSやシルクロードS勝利など短距離路線で活躍したアルティマトゥーレの初仔として産まれた本馬。叔父に皐月賞での逃げ切り勝ちを含む重賞4勝のキャプテントゥーレらがいる血統背景で、牝系を辿ると武豊騎手に日本人騎手初となる海外GI勝利(仏GIムーラン・ド・ロンシャン賞)をもたらしたスキーパラダイスがいる一族だ。

デビュー戦はダービー前日に開催された京都芝1400m戦の3歳未勝利。既走馬が相手にもかかわらず、勝ち馬から3/4馬身差の2着と好走し、素質の高さを垣間見せた。なお、このときの勝ち馬はのちの京都牝馬S4着馬スナッチマインドだった。3戦目となった同年9月の札幌1200m戦で上がり最速の末脚を繰り出して初勝利を飾ると、続く同年10月の阪神芝1400m戦で3着と健闘。昇級初戦でクラス突破のメドを立てた。その後、休養を経て臨んだ2015年3月の中京芝1400m戦では、これまでの控えるレース運びから一転、初めてハナに立つ積極的な競馬を披露。直線半ばでジワジワと差を縮めてくる後続勢に一度は並びかけられそうになったが、最後まで先頭を譲らずクビ差凌ぎ勝利した。

しかし、同年4月仲春特別を取り消した後は出走する機会がなく、残念ながらこのたび中央登録を抹消。母アルティマトゥーレ、祖母エアトゥーレはともに古馬になってから重賞タイトルに手にしただけに、早期抹消が惜しまれる1頭だ。

なお、7月4日?7月10日までの登録抹消は他114頭。

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