【セレクトセール2016】当歳馬セール終了　“サトノ”里見氏が2億8000万円馬2頭を落札

日本最大級の競走馬セリ市セレクトセール（主催：日本競走馬協会）が全2日間の日程を終了した。2日目の本日7月12日は、当歳馬のセリが行われ232頭が上場、うち173頭が落札された。本日1億円以上の落札額となった馬は9頭。うち2億超えは4頭おり、いずれも父ディープインパクトの牡馬だった。2日目の売り上げは68億1150万円で、当歳セッションとしては史上最高。またセール全体の合計売り上げ149億4210万円も、史上最高の金額となっている。

母は仏1000ギニーなど重賞を4勝。イルーシヴウェーヴの2016（牡、父ディープインパクト）は、2億8000万円で“サトノ”の冠号で知られる里見治さんが落札した。

同じく2億8000万円で落札されたのがマルペンサの2016（牡、父ディープインパクト）。母はアルゼンチンの重賞馬で、全兄に日本ダービー2着のサトノダイヤモンドがいる血統だ。兄と同じ里見治さんが落札。

重賞2勝、皐月賞で2着があるワールドエースの全弟、マンデラの2016（牡、父ディープインパクト）は2億4000万円で、大塚亮一さんが落札している。

母は米オークス馬。カンビーナの2016（牡、父ディープインパクト）は2億3000万円で、“トーセン”の冠名で知られる島川隆哉さんが落札している。

母は仏で芝2100mの重賞を2勝。セリメーヌの2016（牡、父ディープインパクト）は、1億8000万円で株式会社ダノックスが落札した。

ヴィクトリアマイルを制するなどした母の初仔、ホエールキャプチャの2016（牡、父オルフェーヴル）は、1億7000万円で有限会社ビッグレッドファームが落札している。

母は伊のGI勝ち馬。ファイナルスコアの2016（牝、父ディープインパクト）は、1億5500万円で二木英徳さんが落札した。昨日の1歳馬セッションも含め、今回のセレクトセールで牝馬の最高額。

豪州のGIコーフィールドCを制したアドマイヤラクティの半弟にあたるアドマイヤテレサの2016（牡、父ジャスタウェイ）は、1億4000万円で兄、母を所有していた近藤利一さんが落札した。

半兄アンタラジー、半姉アグレアーブル、近親にプリークネスSを制したバーナーディニがいる、プリティカリーナの2016（牡、父オルフェーヴル）は1億円で株式会社KTレーシングが落札した。

母はアルゼンチンの重賞馬。ラリズの2016（牡、父ハーツクライ）は、9700万円で“ヒシ”の冠号で知られる阿部雅英さんが落札した。

祖母にトゥザヴィクトリーがいる、アゲヒバリの2016（牡、父ルーラーシップ）は、寺田千代乃さんが8400万円で落札。

※金額表示はすべて税抜き。

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