おしらせ
【今週の重賞】[紫苑S]秋華賞に向けてオークス2着馬スタニングローズらが始動!
■9月10日、中山競馬場で第7回・紫苑S(GIII、芝2000m)が行われる。
フラワーCを勝ち、オークスでは2着に健闘したスタニングローズ(牝3、栗東・高野)が主役となりそう。10番人気で挑んだオークスは好位の内を確保しスムーズに進むと、直線で抜け出すも勝ち馬に強襲され0秒2差2着という内容だった。スタートでの出遅れがなければ、また強襲される形でなければ樫の栄冠はこの馬の頭上にあったかもしれない。レース後、鞍上のD.レーン騎手が「成長の余地があって、秋に完成すれば楽しみ」と答えているように、完成途上のなか大舞台でもしっかり結果を出せたことは評価すべきだろう。オークスで敗れたスターズオンアースとの再戦を前に、ここで勢いに乗っておきたい一戦だ。
サークルオブライフ(牝3、美浦・国枝)も有力視される1頭だ。前走のオークスでは1番人気に支持されたものの発走前のトラブルなどがありゲートが開く前に精神面で既に大きく消耗。ゲート後も両サイドの馬に挟まれ、道中は最後方に。この時点でほぼ勝機はなく、追ってからも馬は伸びようとしていなかった。メンタル面の回復がカギとなりそうだが、2歳女王にして桜花賞では不利な外枠から押し上げ4着とポテンシャルはこのメンバーで間違いなく最上位級。ラスト1冠獲得に向け、まずは復帰戦で結果を出すか。
ライラック(牝3、美浦・相沢)は、桜花賞16着、オークス11着と春クラシック本番では大敗が続いたが、3走前のフェアリーSでは出遅れながらも2冠牝馬スターズオンアースにクビ差先着して勝利。持っている能力は世代でも上位クラスと言っていい。得意の中山で巻き返しに期待がかかる。
サウンドビバーチェ(牝3、栗東・高柳大)にも注目。前走のオークスでは発走地点で他の馬に蹴られ放馬し、疾病(顔部挫創)を発症したことで競走から除外されてしまっただけにツキがなかったの一言。しかし、2走前のチューリップ賞ではナミュール、サークルオブライフら相手に正攻法の競馬で僅差の4着と善戦している。今年の紫苑Sの出走予定馬を見渡すとテンに速い馬がそこまでおらず、今回は展開を握る1頭となりそう。あとは自身との戦いになるが、好走していた時のように4コーナーで先頭か3番手以内に構えられていれば、上位に食い込む可能性もあるだろう。
ほかにも、古馬混合の伊達特別(1勝クラス)を制したロジレット(牝3、美浦・稲垣)、遊楽部特別(1勝クラス)を制した良血馬ブルトンクール(牝3、美浦・新開)など、魅力のある馬も多数参戦。秋の大一番に向けて目が離せない一戦となりそうだ。
(Text:Nishidate)
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