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【札幌記念】マイル王モーリス 初の2000mに挑戦

8月21日、札幌競馬場で札幌記念(GII、芝2000m)が行われる。

そこまで国内外のGI4連勝を含む7連勝。マイルの絶対王者として君臨してきたモーリス(牡5、美浦・堀)だが、前走の安田記念が2着に終わり、連勝がストップしてしまった。しかし香港遠征からわずか1カ月の臨戦。美浦に帰らず東京競馬場で脚慣らし程度の稽古をこなしただけ、という調整過程だったことを考えれば、むしろ地力の高さをアピールした内容だったと言える。堀厩舎に移籍してから2000m以上のレースは初、北海道でのレースも自身初となるが父がスクリーンヒーロー(その父グラスワンダー)、母父がカーネギー(その父サドラーズウェルズ)という血統背景。距離、洋芝ともにこなせる素地はあると考えていい。この馬に初騎乗だったチャンピオンズマイルで見事快勝を収めた“マジックマン”J.モレイラ騎手なら、新境地へスムーズに導いてくれそうだ。あっさりこなすようなら、今後の選択肢が大きく増えることになる。当初からここを目標に調整されており、放牧先から直接入った函館競馬場では躍動した姿を披露。ダートコースでの1週前追いでは1000万条件の僚馬を問題にせず、楽に突き放した。デキに関しては文句なし。

2014年のオークス馬で、昨年もGIで勝ち負けの競馬を続けたヌーヴォレコルト(牝5、美浦・斎藤誠)だが、今年は始動戦の大阪杯で6着、香港に遠征したクイーンエリザベス2世Cで6着とひと息の成績が続く。大阪杯、QEIICともに太め残りが祟った感はあり、特に後者は同じシャティン2000mで2着と好走した香港Cからプラス15キロだった。中間は美浦でハードな併せ馬を2本こなし、それから先週水曜に札幌へ移動している。さすがに絞れてくるだろうし、札幌での初時計でも軽快に動けていた。力を出せる状態に仕上がったと見たい。11月にはアメリカ合衆国、サンタアニタパーク競馬場でのBCフィリー&メアターフへ出走を予定しており、今回が国内前哨戦。洋芝でも走れるところを示しておきたい。

ヤマカツエース(牡4、栗東・池添兼)は3歳シーズンの昨年、函館記念で3着、このレースで0秒1差の4着に入った。その後芝2000mの重賞を2勝し、着実に力を増している。スパッと切れる、というよりは力を要する馬場での渋太さ比べに強みがある馬で、そのあたりが洋芝での強さに繋がっているのだろう。この舞台ならGI実績馬と互角の走りに持ち込めるはず。疲れからの回復具合を確認しながら、函館で慎重に調整されてきたが8月3日の追い切りで上々の行きっぷりを見せ、池添騎手が跨った1週前追いで終いに豪快な伸びを見せた。これで出走にゴーサインが出ており、ほぼ万全の状態で臨めそうだ。

ヒットザターゲット(牡8、栗東・加藤敬)は、ここまで重賞4勝、そして昨年のこのレースではアタマ差の2着の実績がある。8歳の夏を迎えたが2走前、トップハンデ58キロを課せられていた目黒記念で0秒1差の3着。まだ力を堅持していると考えていいだろう。自分でレースを作れない脚質で成績は安定しないが、ある程度流れる展開となれば昨年に続いての首位争いがあっていい。7月中旬に札幌へ入り、現在は開催が終わった函館に移って調整が続けられている。当初はなかなか状態が上がってこなかったが、1週前に函館ウッドで意欲的なメニューを消化したことでグンと良くなってきた雰囲気がある。あとひと追いでいい状態に仕上がってきそう。

レッドリヴェール(牝5、栗東・須貝)は、それまで5戦続けてフタ桁着順続きだったが前走のクイーンSで3着にクビ差の4着と久々の好走を果たした。昨年のクイーンSでもタイム差なしの2着に入っており、2歳時には札幌2歳S(開催は函館競馬場)を制している。洋芝適性は高く、相手強化のここでも上位進出の可能性は十分。札幌ダートコースでの1週前追いが中間の初時計だったが、落ち着きある雰囲気から力強い伸びを見せ、ひと息入っていた前走で好走した反動は感じられなかった。順当に上積んでいるようだ。なお、鞍上はこれが重賞初騎乗となる新人・坂井騎手が予定されている。

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