おしらせ
【先週のお別れ】ブリッツェンの半妹ダンツカナリーがターフに別れ
[8月19日抹消]
ヒムカ(牝5、美浦・高木)
通算成績
29戦2勝
母は中央で3勝したハートサムデイで、そのハートサムデイのひとつ下の半弟がNHKマイルCなど重賞を3勝したテレグノシスだ。2013年7月、ヒムカは新潟の芝1600m戦でメイクデビュー。ここでは15着に終わったがダートに替えた続く9月の中山戦でクビ差の2着に入っている。以降、順調にレースを消化するもののスタートで躓くシーンが再三見られるなど不器用な面がネックとなり、勝ち切れないもどかしい走りが続く。結局デビュー戦から数えて14戦目、得意とする左回りコースの新潟で初勝利。3歳未勝利戦終了間近の、2014年9月21日のことだった。以降もダート中距離戦で順調に使われ、エンジン性能の高さを感じさせつつも、やはりスタートが安定しないことからワンパンチ足りない走りが続く。
待望の2勝目は2カ月半の休養でリフレッシュされて臨んだ2015年12月、中京ダート1800m戦。休養前の前走が11着だったことから6番人気に甘んじていたが、五分のスタートから速い流れのなか後方でじっくり脚を溜めると、直線では馬群のなかから抜け出し3馬身差の快勝を収めてみせた。続く昇級初戦の中京スポニチ賞でさっそく0秒5差の4着に入ったように、左回りのダートならさらに上を目指せそうな雰囲気はあったものの、この頃から喉の不調があり成績が伸び悩む。今年8月14日、未勝利勝ちを収めたのと同じ新潟ダート1800mの麒麟山特別が10着に終わり、これで3戦連続のフタ桁着順。その後、咽頭片麻痺のため6歳3月を待たずしてクラブ側から引退となることが発表された。来期からは繁殖牝馬としての活躍が始まる。
[8月18日抹消]
ダンツカナリー(牝6、栗東・本田)
通算成績
27戦3勝
父スペシャルウィークの半兄にブリッツェン(ダービー卿CT勝ち、中央6勝)、父フジキセキで全姉にあたるラズベリータイムは中央で3勝を挙げた。日高地方で生産され、1歳時にHBAセレクションセールで1100万円にて“ダンツ”でお馴染みの山元哲二氏が落札。デビューは翌2012年6月17日と早く、そこでさっそく2馬身半差の2着に入ってみせる。勝ち馬は後にニュージーランドTや京王杯2歳Sなどを制するマル外の大物エーシントップで、単純に相手が悪かった一戦だった。勝ち上がりは時間の問題……と思われたダンツカナリーだがソエに悩まされ、デビュー戦後いったん休養に入る。同年10月に復帰し、未勝利戦を2回使われたが敗戦続き。その2走で先着されたのはウインプリメーラ、ウリウリ、エーシンマックスら後の活躍馬ばかりでまたまた相手が悪かった感。その後骨折が判明し、休養へ。巡り合わせがひとつふたつ違えば順調な出世街道を歩んでいた可能性もあるが、結局不本意な形で2歳シーズンを終えることとなった。
2013年4月、福島芝1200mの未勝利戦が半年ぶりの復帰戦。長期休養明けながら戦ってきた相手の違いから単勝オッズ1.8倍と断然の1番人気に推されたこの一戦で、スピードの違いを見せ付け後続に6馬身差の圧勝を収める。ようやくダンツカナリーは1勝目を挙げたが、これはこの年3月にデビューした伴啓太騎手のJRA初勝利でもあった。以降、豊かなスピードを活かし芝のマイル以下を中心に活躍。4歳シーズンの2014年1月には中舘騎手(現・調教師)の手綱で中京芝1400mの1000万条件・知立特別で逃げ切り、自身の3勝目を挙げた。同年夏のクラス再編で1000万条件に戻り、北海道シリーズでは馬券圏内に2度食い込むなど渋太い走りを続ける。しかし2015年に入ってからはフレグモーネなどで順調さを欠き、パフォーマンスが大きく低下。13カ月に及ぶ休養期間でじっくり立て直され、今年2016年7月のフィリピンTで復帰を果たした。このレースでは直線半ばまで先頭をキープする持ち味全開の積極的な競馬を見せるも、結局息切れしてブービー15着に敗北。復帰2戦目の変わり身に期待された8月の西部日刊スポーツ杯は、スタートダッシュこそ抜群ながらハナは奪えず勝負どころからはジリジリと下がるいっぽうで、最下位の18着に終わっている。結局、この一戦がラストラン。今後は繁殖に入る予定だ。
8月15日?8月21日までの登録抹消は他147頭。
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