【シリウスS】アポロケンタッキー、キョウエイギアら有力馬最終追い

10月1日に阪神競馬場で開催されるシリウスS（GIII、ダ2000m）に出走を予定している各馬の最終追い切りが行われた。

現在3連勝中と勢いに乗るアポロケンタッキーは、同じレースに出走する僚馬トウシンイーグルと栗東坂路で最終スパーリングを行った。追い出されるとグッとハミを取り、鋭い伸びを見せて半馬身先着。4F53秒2-1F12秒3（一杯）をマークした。2走前に今回と同じコースの仁川Sを快勝していることから、コース適性に不安はなし。連勝を伸ばし、待望の重賞タイトルを掴めるか。一方、遅れた格好のトウシンイーグルだが、4F53秒8（一杯）と、時計的には悪くない。近走の成績は振るわないものの、このレースでは一昨年3着、昨年は5着に好走。得意舞台での巻き返しがあって不思議はない。

前走のジャパンダートダービーで4馬身差の勝利を収めたキョウエイギアは、栗東坂路で単走。長めスタートから終い重点で追われると、弾けるようなフットワークで加速し4F54秒0-1F12秒1（強め）を計時した。中間も含めて好調時と遜色ない動きを見せている。ひと夏を越して馬体は逞しく成長。いい状態にありそうだ。

近2走での強い勝ちっぷりが印象的なマスクゾロは、月曜に実質的な最終追いを済ませており、そのときは栗東坂路で4F54秒3-1F12秒3（強め）をマーク。木曜はサラッと流す程度の調整に留められた。約2カ月半ぶりの実戦となるが、2走前に休み明けでの勝利があるように、久々を苦にするタイプでない。力を出し切れる態勢は整っているだろう。

夏にダートへ転向してから2戦2勝と抜群の砂適性を示しているピオネロは、栗東ウッドで単走の追い切り。終いで軽く追われると重心が低い走りからラスト1F12秒2を記録した。コンスタントにレースを使われており、大きな上積みは強調できないが、デキ落ちはなく一連の状態は維持できているようだ。

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