【地方競馬トピックス】本日は船橋で日本テレビ盃！　発走は20時10分

■9月22日、名古屋競馬第3Rでトドロキボサツ（牝3）が1着となり、管理する藤ケ崎一男調教師（77、名古屋）は、1973年4月11日の初出走以来、約43年6カ月で地方競馬通算2300勝を達成した。名古屋けいばにおいては史上2人目の記録。

【主な重賞勝ち鞍】
1976年　東海ダービー　ケイウンザン
2006年　駿蹄賞　ホウライミサイル
2009年　秋桜賞　シルバーウインドなど。

■9月26日、笠松競馬第6Rでダンガンウーマン（牝3）が1着となり、管理する花本正三調教師（53、笠松）は、2016年9月7日の初出走以来、3戦目にして地方競馬初勝利を達成した。同師は「乗り役とはまた違う感覚がありますね。（初勝利を挙げることができて）めちゃくちゃ嬉しいです。とりあえずは1勝、ひとつずつ勝ちを重ねていきたいので、これからも頑張っていきます。応援よろしくおねがいします」と、笠松けいば公式ホームページを通じてコメントしている。

■9月27日、門別競馬第2Rでディーズアーベント（牝2）が1着となり、管理する松本隆宏調教師（56、北海道）は、2003年4月9日の初出走以来、3602戦目にして地方競馬通算500勝を達成した。同師は「500勝を達成できて良かったです。オーナーにはいつもお世話になっていますし、スタッフも頑張ってくれているので、とても感謝しています。今後も1つ1つ勝ちを積み重ねて、頑張りたいと思います」と、ホッカイドウ競馬公式ホームページを通じてコメントしている。

【主な重賞勝ち鞍】
2003年　ノースクイーンC　プラチナウィンク

■9月28日、船橋競馬場で交流重賞・日本テレビ盃（JpnII、ダ1800m）が開催される。本競走はJRA所属馬が4頭、迎え撃つ地方所属馬は9頭が出走予定だ。発走は20時10分。

アウォーディー（牡6、栗東・松永幹）は、ダート初挑戦となった2015年9月のオークランドRCT以降、ここまで負けなしの4連勝中。特に前走アンタレスSにおいては、フェブラリーS3着馬アスカノロマンや、のちに韓国GI・コリアCを圧勝することになるクリソライトらを楽々と退けたように、底知れない可能性を感じさせる1頭だ。今回は5カ月ぶりの実戦になるが、ウッドで長めの距離を丹念に乗り込まれており、仕上がりに不安はなさそう。GIタイトル奪取に向けての大事な秋初戦、果たしてどういった走りを見せてくれるだろうか。

かしわ記念8着の雪辱に燃えるモーニン（牡4、栗東・石坂）も注目の存在だ。当時は地方でのレース自体が初で、コーナー4つの小回りコースにかなり戸惑っていたとのこと。キャリアの浅さがもろに出た内容でもあっただけに致し方ない部分はある。ただ、1分34秒0のコースレコードで駆けたフェブラリーSの内容からも、現役トップレベルの力を有していることは明らかで、24日の最終稽古では稍重の栗東坂路で一杯に追われ4F50秒5-1F12秒1の破格時計を叩き出した。素直に巻き返せるだけの状態にあると見ていいだろう。あとは、コーナー4つのコース克服と、初距離の1800mをどうこなすかが焦点となる。

サウンドトゥルー（セ6、美浦・高木）は昨年の勝ち馬。当時はクリソライト、コパノリッキーらを子ども扱いしており、また、同年末の東京大賞典では王者ホッコータルマエをも下し、頂点へとのぼりつめている。今期は勝ち星こそないが、掲示板を外さない安定度は大きな魅力で、キャリア35戦中22度で上がり最速の数字を記録しているように、流れ次第ではこのメンバー相手でもまとめて差し切れるだけの力はあるはず。ただ、この中間、目立つような稽古時計は出ておらず、いかにも大目標はこの次といった印象。

地方勢では、ハッピースプリント（牡5、大井・森下淳）がどこまで食い込めるか。昨年は浦和記念勝ちをはじめ、帝王賞、かしわ記念で3着など、中央の一線級相手でも十分にやれることを実証して見せているが、きっちり勝ち切るにはワンパンチ足りていないのが正直なところ。ただ、今回は確固たる逃げ馬不在で、スローペースは濃厚。コーナー4つのコース形態ということもあり、持ち前の先行力がいかんなく発揮されそう。前残りには警戒を払っておくべきだろう。

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