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【スプリンターズS】ビッグアーサー 春秋スプリントGI連覇となるか

10月2日、中山競馬場で快速王決定戦、スプリンターズS(GI、芝1200m)が行われる。

有り余る能力を誇りながら重賞戦線で足踏みが続いていたビッグアーサー(牡5、栗東・藤岡)だが、前々走の高松宮記念で待望の重賞初制覇を成し遂げ、春のスプリント王の座をモノにした。コースレコード更新のおまけ付きで、改めて能力断然を誇示。このレースからコンビを組んだ福永騎手による、抜群のスタートが殻を破るに至った大きな要因だろう。秋初戦はセントウルS。過去ロードカナロアやハクサンムーン、ウリウリらが敗北を重ねている1番人気馬にとって“鬼門”とも言えるレースだが、ビッグアーサーは自ら主導権を握るレース運びから、なんなくクリアしてみせた。鞍上福永騎手との息はますますぴったりなところを見せ付けた感があり、春秋スプリントGI連覇へ視界良好。この中間は順調にメニューを消化していて、栗東坂路での1週前追いは終い重点で4F53秒0-1F12秒2(強め)をマークした。ラストは数字以上の切れ味を感じさせる内容で前走快勝の反動はなく、型通り上向いている。9月25日の日曜追いでもメリハリのある動きを見せ、ほぼ万全の態勢にありそうだ。

ミッキーアイル(牡5、栗東・音無)は今春の高松宮記念で、ビッグアーサーに3/4馬身差まで迫る2着に入った。昨年のスプリンターズSでは0秒2差の4着があり、中山経験がある点は春のスプリント王に対しアドバンテージ。過去鉄砲で勝ち鞍があり、ぶっつけをまったく苦にしないタイプだけに逆転の可能性は十分にありそう。2週前追いで栗東坂路4F51秒8を馬なりでマークし、順調に仕上がりつつある。1週前追いは併せ馬で遅れたが、渋った馬場を気にしたもので、相手は稽古で滅法走るオープン馬ブラックスピネルだった。そこまで気にしなくていいだろう。あとひと追いで力をフルに出せる態勢は整うはず。

サマースプリントシリーズを連覇したベルカント(牝5、栗東・角田)は、この舞台で悲願のGI制覇を目論む。前走の北九州記念は好位追走から直線半ばで先頭に立ったが、大外から猛然と追い込んだバクシンテイオーに差されてしまい2着に終わった。しかし、断然のトップハンデを背負っていたことを考えると仕方ない部分がある。同馬はすでにこの年限りで現役を引退することを発表しており、是が非でもビッグタイトルを掴みたいところだ。この中間は夏に3戦走った疲れを全く感じさせない軽快な動きで2週続けて好時計をマーク。絶好の状態で大舞台に臨めそうだ。

ブランボヌール(牝3、栗東・中竹)は、休み明けの一戦となった前走のキーンランドCで中団から力強く伸び、先に抜け出したシュウジを差し切り勝利した。春シーズンはレースごとに体を減らして寂しい見た目をしていただけに、20キロ増で参戦した面は好印象。今回は斤量が2キロ増となるが、それでもビッグアーサーと比べて4キロも軽い53キロの負担重量を背負う。函館2歳Sで3馬身半差の圧勝劇を演じるなど芝1200m戦は3戦3勝と無類の強さを誇っているだけに、大物食いの可能性は十分にありそうだ。

シュウジ(牡3、栗東・須貝)は2走連続で2着と勝ち切れないレースが続いているが、レコード決着となった前々走の函館スプリントSはハナ差の僅差、前走のキーンランドCは早めに抜け出して他馬に目標にされる苦しいレース展開。どちらも差のない競馬で勝ちに等しい内容だっただけに、このメンバーでも上位に食い込める実力の持ち主と評価していいだろう。1週前追い切りは栗東坂路で古馬500万下と併せ馬。迫力あるフットワークから4F52秒0-1F11秒8(一杯)と超抜時計を計時し、パートナーを大きく引き離す圧巻の調教内容だった。力を出し切れる状態に仕上がっていると見ていい。

ダンスディレクター(牡6、栗東・笹田)も侮れない存在だ。2走前のシルクロードSは直線で鋭い末脚を見せて重賞初制覇。のちのGI馬ビッグアーサーに0秒6差をつけるレース内容だった。本格化を感じさせる走りから“本番でも”と思わせたが、レース当週の最終追い切り後に歩様の違和感が判明。本番・高松宮記念のゲート入りは叶わなかった。それから約半年のあいだ、治療に専念し英気を養うと、秋の始動戦となったセントウルSでは勝ち馬ビッグアーサーからコンマ4秒差に健闘。叩き2戦目で上積みが望める今回は、さらにその差が縮まるかもしれない。春の無念を晴らす走りに期待したいところだ。

2014年、このレースを制したのがスノードラゴン(牡8、美浦・高木)。2年前は新潟開催だったが、今回と同舞台で行われたオーシャンSで2着、3着となっており、中山コースも問題なく走れる。前走のセントウルSは、先行策から直線で単独2番手に立つ積極的なレースを見せて、2着馬と0秒1差と5着。追い込み馬としての印象が強い同馬だが、8歳馬にして脚質に幅が出てきた。1週前追い切りはリズミカルな脚捌きで美浦坂路を駆け抜けており、状態は上向いている。短距離GIを制した実力馬だけに上位争いを演じてもおかしくはない。


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