おしらせ
【先週のお別れ】キタサンブラックを上回る評価を得たアノ馬が登録抹消
[9月28日抹消]
ヤマカツハクリュウ(牡9、栗東・福島)
通算成績
33戦7勝(うち障害4戦2勝)
母は阪神JFで2着、桜花賞とオークスで4着、秋華賞では3着に入り存在感を示し続けたヤマカツリリー。父クロフネ譲りの芦毛から“ハクリュウ”=白竜の名を得るに至っている。
2歳時の2009年12月、デビュー2戦目の未勝利戦で勝ち上がったが、その後はノドの手術による9カ月の休養があるなど体調面が整わず、次の勝利が遠かった。結局2勝目を挙げたのは4歳シーズンの2011年5月、新潟マイルの500万条件戦。その後は切れる末脚を武器に成績が安定し、同年10月には再度500万条件戦を勝利した。勢いは留まらず、同月の1000万条件戦である神奈川新聞杯、そして自身初となる準オープン戦・奥多摩Sを一発クリアし、3連勝を達成。一気にオープン馬への仲間入りを果たした。
それよりのちは勝ち星に恵まれなかったが、マイル前後の芝重賞常連として渋太く活躍した。2012年4月にはGIIマイラーズCで4着に入る健闘などもあり、タイトルに手が届いてもよさそうな雰囲気が感じられたものの、同年6月、骨折により戦線離脱。1年間の休養を余儀なくされてしまった。骨折からの復帰後はフタ桁着順が続き、往時のパフォーマンスは見られずじまい。
活路を見出すべく、骨折からの復帰6戦目で障害未勝利戦へ挑んだが、これが大きな転機となった。飛越はやや危なっかしい面はあったものの、平地の脚にモノを言わせ、初障害で初勝利。オープンへ昇級して2戦目でも勝利を掴み、適性の高さを大いにアピールする。続く2014年8月、重賞の新潟ジャンプSでは勝ち馬エーシンホワイティに10馬身差を付けられてしまったが、2着を確保。自身初の重賞連対を果たした。しかし、その後は体調が整わなかったためか、ながらく出走しない時期が続き、結局、復帰断念の形でJRAの競走馬登録が抹消となっている。
[9月30日抹消]
スティーグリッツ(牡4、栗東・友道)
通算成績
8戦3勝
父はハービンジャー、母はサンタフェソレイユ。近親にはマイルCSを制したシンコウラブリイ、コディーノ&チェッキーノ兄妹、函館スプリントSを制したタイキトレジャー、中山重賞2勝のキングストレイルなど活躍馬多数。GIレーシングにおいて一口価格60万円、総額2400万円で募集され、のち栗東の友道康夫厩舎で管理された。
デビューは2014年10月初週、阪神芝1800mで行われた2歳新馬戦。スタートで行き脚がつかず、後方からのレースを強いられるも、勝負どころを大外から進出すると、直線では瞬く間に先団を捕らえ単独先頭へ。半ばで流すほどの余裕綽々ぶりで、単勝オッズ1.5倍の圧倒的人気に応えている。
この衝撃的な勝ち方を思えば、その後3戦でもたついたのは少々意外だったが、3歳夏の渥美特別を上がり最速の切れ味で制すと、返す刀で挑んだ九十九里特別も勝利。長めの距離で連勝したことにより一躍、菊花賞候補に名乗りを挙げることとなった。本番では重賞初挑戦の身ながら、堂々の4番人気。この一戦を制すことになるキタサンブラックよりも当時は評価が上だった。ただ、レースではゲートで立ち上がってしまい、痛恨の大出遅れ。道中引っ掛かるような面も見られ直線で失速、11着に敗れた。その後は2016年1月の迎春Sで0秒4差4着と、改めて力のあるところを見せたものの、のちに左前の腱鞘炎を発症。戦線離脱を余儀なくされてしまう。
陣営サイドは今秋の復帰を目標に手を尽くしていたようだが、結局、この怪我が引き金となって現役続行の道を断たれている。なお、今後は乗馬へ転身する見込みだ。タラレバとはいえ、無事でさえあれば重賞の1つや2つはモノにできた素質を秘めていたように思えるだけに非常に残念でならない。
9月26日-10月2日までの登録抹消は他157頭。
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