【凱旋門賞】2着続きにピリオド！　牝馬ファウンドがV　日本のマカヒキは14着

現地時間10月2日、フランスのシャンティイ競馬場で行われた第95回凱旋門賞（GI、芝2400m）は中団に構えていた3番人気ファウンド（牝4、愛・A.オブライエン）が直線に入って先行馬を巧みに交わし、ラチ沿いに進路を取って抜け出すと後続の追撃を振り切って勝利した。鞍上はライアン・ムーア騎手で、勝ちタイムは2分23秒61（良）。2着は中団から直線で渋太く脚を伸ばした9番人気ハイランドリール、3着は道中先行集団で進んだ8番人気オーダーオブセントジョージ。なお日本から参戦した1番人気マカヒキ（牡3、栗東・友道）は道中で外めの6番手あたりを追走していたが直線での伸びを欠き14着に終わっている。また、2番人気だったポストポンドは好位の外めを追走し、直線で先頭を窺う勢いを見せたが、上位入線勢にわずかに切れ負けし5着に終わった（人気はJRA独自のオッズによる）。

勝ったファウンドはアイルランドの名門エイダン・オブライエン厩舎に所属する4歳牝馬。昨年は北米最高峰と言える芝レースBCターフで同年の凱旋門賞優勝馬ゴールデンホーンを撃破し、古馬GIで初勝利。今年は愛チャンピオンSなどGI戦で5戦連続2着と悔しい思いを続けてきたが、最高の舞台で名手R.ムーア騎手に導かれ、嬉しいGI3勝目を手にしている。なお2着ハイランドリール、3着オーダーオブセントジョージは勝ち馬と同じA.オブライエン厩舎の所属。1着から3着までを同厩舎の管理馬がすべて独占する結果となった。

このレースは初めて日本国内で海外レースの馬券が発売されることで、大きな注目を集めた一戦だった。総票数合計4185万9951票で売得金は約41億円あまり。今年9月のセントウルSが約44億円、オールカマーが約46億円で、今回の発売はインターネット投票に限定されたが競馬場やWINSでの発売も含めたGII戦に迫る数字となっている。

▽JRAでの配当
単勝10　780円
馬連4-10　1万3800円
馬単10-4　2万4170円
3連複4-8-10　5万5290円
3連単10-4-8　38万60円
（10.ファウンド、7.ハイランドリール、4.オーダーオブセントジョージ）

▽【ファウンド（Found）】
父Galileo
母Red Evie
母父Intikhab
通算19戦6勝（うちGIは3勝）

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