サマースプリント連覇のベルカントが引退　繁殖入り

2014年のフィリーズレビュー（GII、芝1400m）など短距離重賞を5勝したベルカント（牝5、栗東・角田）が10月6日付けで競走馬登録を抹消し、現役引退となることが明らかとなった。今後は北海道新冠町のノースヒルズで繁殖入りする予定とのこと。

同馬は2013年8月、小倉の2歳新馬戦を5馬身差で圧勝すると、キャリア3戦目にあたるファンタジーSで重賞初制覇。同年暮れには牡馬相手の朝日杯FS（10着）に挑戦した。翌年の桜花賞で10着に敗れたのちは、完全にスプリント路線へとシフトチェンジされ、3つの重賞タイトルを獲得。2015年、2016年にはサマースプリントシリーズを連覇する偉業を成し遂げている。ラストランは10月2日に行われたスプリンターズS（10着）。なお来年に控える初交配の相手は日本ダービー馬キズナとのこと。

▽【ベルカント】
父サクラバクシンオー
母セレブラール
母父ボストンハーバー
通算21戦6勝（うち海外1戦0勝）

《重賞勝鞍》
2014年　フィリーズレビュー（GII）
2016年　アイビスSD（GIII）
2015年　アイビスSD（GIII）
2015年　北九州記念（GIII）
2013年　ファンタジーS（GIII）

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