【重賞出走馬追い切り】[秋華賞]ジュエラー、ビッシュなど　[府中牝馬S]マジックタイムなど

■10月16日に京都競馬場で行われる秋華賞（GI、芝2000m）へ出走を予定している各馬の最終追い切りが行われた。

ジュエラーは栗東ポリトラックコースで2歳未勝利馬を相手に最終調整を行った。相手を5馬身ほど先に見ながら無理なく追走。並んでからしっかり負荷を掛けられると、鋭く弾けてラスト1F11秒2（一杯）をマークし、2馬身の先着を果たした。前走は骨折明けだったが、脚元の不安は完全に払拭できたようで、大きな上積みが見込める。

ビッシュは戸崎騎手を背に美浦ウッドコースで併せ馬。4馬身ほど後方から相手を追い、インに潜り込んだ直線で体を並べる。そのまま余力を十分保って、同入のフィニッシュ。5F69秒0（馬なり）と時計は派手ではないが追えばいくらでも突き放せそうな雰囲気にあり、気配は絶好の域にあると見ていいだろう。高いレベルでの好調を維持できている。

ヴィブロスは栗東坂路で福永騎手を背に単走追い。4F54秒0-1F13秒0（強め）と、時計はやや平凡だが、坂路でそこまで目立つタイプではなくこの馬なりにいい動きだと言える。前走から着実に前進を果たしたようだ。

カイザーバルは栗東ウッドで最終追い。中間に濃い内容の併せ馬消化で既に十分仕上がっており、この日は4Fからの時計で終いの伸びを確認する程度となったが素軽い動きで好調をアピールした。前走時にある程度のレベルにあり大幅上昇は強調しづらいが、いい状態はしっかり維持できているようだ。

ミエノサクシードは栗東ウッドコースで川島騎手を背に単走。疲れを考慮されてか終いだけ重点の内容となり、重苦しさのない軽快な伸びを示した。9月に2戦使われており、これが中間唯一の時計。なんとか平行線といったところか。

■10月15日に東京競馬場で行われる府中牝馬S（GII、芝1800m）へ出走を予定している各馬の最終追い切りが行われた。

マジックタイムは、美浦ウッドコースで古馬1000万下と併せられた。3馬身先に行った相手を追走し、余力十分のまま併入。気迫を前面に出せており、2カ月ぶりになるが力をフルに出せる態勢にありそうだ。

クイーンズリングは、10月10日の栗東坂路追いが実質の最終追い。渋った馬場のなか余力十分に4F54秒3-1F12秒7（馬なり）と鋭い切れ味を披露している。まだ良化の余地はありそうだが、4カ月ぶりと考えれば悪くない仕上がりだろう。

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