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【先週のお別れ】あわや6000万円! 大波乱を巻き起こしたアノ馬が登録抹消

[10月12日抹消]
ミナレット(牝6、美浦・大和田)
通算成績
41戦5勝

本馬に関しては、約4年2カ月におよぶ競走生活のなかで巻き起こした、2度の大波乱レースを記さないわけにはいかないだろう。

1つめは、2012年8月、17頭立ての14番人気で迎えたデビュー戦。好位2番手から脚を伸ばし、直線ゴール前では5頭横並びの大激戦をクビ差(4着までが同タイム)制したが、この時の単勝オッズは121.9倍を記録した。また、2着馬2頭(同着)がそれぞれ12番人気、10番人気だったこともあり、3連複は9557.6倍、3連単はオッズが割れてしまい29万8329.5倍と14万9165.2倍になってしまったが、もし仮にきちんと序列がついていたとするなら、59万6659.8倍、金額にすると6000万円にも迫ろうかという驚愕の配当になっていたことになる。

2つめは、2015年5月、最初で最後のGI挑戦となったヴィクトリアマイルだ。ストレイトガールやヌーヴォレコルト、ショウナンパンドラらを相手に回し、人気は18頭立てのシンガリ評価となった。ただ、レースでは大外18番枠からロケットスタートで飛び出すと、後続を大きく引き離したまま直線へ。残り100m付近まで単独先頭をキープするあわやのシーンを演出し、3着を確保。3連単約2070万馬券の立役者となっている。

ちなみに、父は2005年の天皇賞・春を13番人気の身で制したスズカマンボ。血のなせる業とはまさにこのことだろうか。また、2011年のオータムセール1歳馬セッションにおける、本馬の取引額は僅か84万円。そんな馬がファンに鮮烈な印象を与え、約1億2000万円の総賞金を獲得するのだから、つくづく競馬というものは分からないものだ。なお、本年5月1日の谷川岳S(9着)がラストランで、今後は北海道浦河町のミルファームで繁殖入りとのこと。数年後の産駒デビューを心待ちにしたい。

[10月13日抹消]
ガンジス(牡7、美浦・的場)
通算成績
34戦5勝(うち地方3戦0勝)

2009年4月、北海道安平町にあるノーザンファームで、父ネオユニヴァース、外国産馬として日本で走り4勝を挙げた母ジュメイラビーチとのあいだに誕生。2010年のセレクトセールにおいて林正道氏(購買者名義はランドマーク)に3200万円で落札され、栗東の矢作厩舎で管理された(のちに大久保、的場厩舎へ転厩)。

この馬のハイライトはデビュー戦、ならびに3歳秋シーズンでの走りだろう。

2012年1月、京都で迎えたダート1400mの新馬戦では、持ち前のスピードを武器に逃げの手をうち、後続に影を踏ませない圧巻の内容で初陣を飾っている。なお、このとき負かした相手のなかに現ダート界の帝王として君臨しているホッコータルマエの名があることは記しておきたい。また、2勝目となる4月の橘Sではのちの重賞4勝馬トウケイヘイローらを撃破した。

同年秋には充実期を迎え、準オープンの大阪スポーツ杯で勝利をあげると、年末までにペルセウスSとギャラクシーSのオープン特別2勝をマーク。重賞の武蔵野Sでは2着に敗れたものの、同じ林正道オーナーの持ち馬であるイジゲンと1・2フィニッシュの快挙を達成した。

翌年以降は根岸S2着、地方交流のサマーチャンピオンで2着、プロキオンSで3着などの実績を残したものの、勝利を掴み取ることはできずじまい。本年10月10日に行われたグリーンチャンネルC(16着)を最後に中央登録を抹消している。が、3歳秋にみせたパフォーマンスは間違いなく一級品、タイミングひとつ噛み合えば重賞の1つ、2つは手に入れることができた素質馬であったと言えるのではないか。

10月10日-10月16日までの登録抹消は他77頭。

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