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【今週の重賞】[エリザベス女王杯]底力で抜けた存在マリアライト 連覇の可能性十二分 [福島記念]ゼーヴィントなど

■11月13日、京都競馬場でエリザベス女王杯(GI、芝2200m)が行われる。

マリアライト(牝5、美浦・久保田)は昨年5月に準オープンを勝ち、昨年秋のエリザベス女王杯がGI初挑戦。そこで長くいい脚を使い、ゴール前大接戦のなかわずかに抜け出して勝利を収めた。その後は牡馬相手に走り昨年暮れの有馬記念では0秒1差の4着、そして2走前の宝塚記念ではドゥラメンテ、キタサンブラックらを退けGIでの2勝目を挙げている。エリザベス女王杯、宝塚記念ともに渋った馬場状態が向いた感はあるにせよ、勝ち切るのは当然底力があったからこそ。牝馬のなかでは抜けた存在で、連覇の可能性は十二分にある。中間の調整は馬体維持に気を使っているのか、いささか手緩い印象があるが見せている動きそのものは悪くない。絶好調とまでは言い切れないが、前走時よりはいい状態にありそうだ。

クイーンズリング(牝4、栗東・吉村)は、10月の府中牝馬Sで2着に1馬身半差の快勝。その前走では折り合い、操縦面に格段の進境を見せており、いい雰囲気でGIに臨めそうだ。昨秋、秋華賞でクビ差の2着に入った後に挑んだエリザベス女王杯は8着に終わっているが、直線入り口で外から寄られ、立て直してからも前が塞がるという2度にわたる不利があっての結果。それで勝ち馬から0秒3差にまとめるあたりは高い能力の証で、今年はスムーズな競馬から昨年の憂さを晴らす走りを見せたいところだろう。中間の時計は先週のウッドコース追い1本のみだが、そこで僚馬2頭を圧倒する動きを見せた。前走時もいい仕上がりだったが、引き続き安定していると見ていいだろう。

昨年のオークス、秋華賞を制したミッキークイーン(牝4、栗東・池江)。今年の春はマイル路線を進み阪神牝馬S、ヴィクトリアマイルでそれぞれ2着を確保してはいるが、前走でエンジンの掛かりにやや時間を要して勝ち馬に遅れをとったあたり、真価を発揮できるのはやはり2000m前後か。これまで連を外したのは昨秋のジャパンCだけで、牝馬限定の今回は堂々と主役争いに加わってくるはずだ。秋初戦の予定だった京都大賞典を捻挫の影響で回避する一頓挫があり、今回はぶっつけ。やや調整ペースに遅れがある点は気になるが、2週前、1週前と併せ馬でしっかり負荷が掛けられており、気配は上昇しつつある。あとひと追いで態勢は整いそうだ。

ジュエラー、シンハライト、そしてヴィブロスと今年の牝馬3冠タイトルホルダー各馬が離脱、不参戦となりここへの登録は2頭だけと寂しい陣容の3歳勢。秋華賞2着馬パールコード(牝3、栗東・中内田)が世代代表として古馬との戦いに挑む。スッと流れに乗れ、道中で動いていける機動力と終いの伸びを兼ね備えており、取り口は安定。大型で、跳びも大きいタイプだけに内回りだった前走より、外回りとなる今回のほうが走りやすいはずで、初となる古馬との対戦でも互角の走りは十分可能だろう。1週前は川田騎手を背にウッドコースで7Fからの時計という意欲的な稽古内容を消化。脚色圧倒で追走先着を果たしている。ここまでの中間、しっかり追われたのはこの1本のみだがこれだけ動ければ文句なし。GI好走の反動はなく、高いレベルの好調を維持できている。

ヒルノマテーラ(牝5、栗東・昆)は、2走前のマーメイドSでメンバー唯一となる34秒台の末脚を繰り出しクビ差2着。前走のカシオペアSは4カ月半ぶりで仕上がり途上だったがクラリティシチー、ベルーフら骨っぽい牡馬を相手に快勝を収めている。ここへ来ての地力強化は明らかで、決め手はこのメンバーに入っても見劣らない。GIは初挑戦になるが、久々だった前走の反動がなければ上位食い込みがあって驚けない。

■11月13日、福島競馬場でハンデ重賞・福島記念(GIII、芝2000m)が行われる。

ゼーヴィント(牡3、美浦・木村)は2走前に福島芝1800mのラジオNIKKEI賞を制している。54キロとハンデに恵まれた感はあったが、インで巧みに立ち回り、直線では大混戦となった2着争いを尻目に悠々抜け出した抜群の勝ち内容。ひと息入れられ、前走、定量戦のセントライト記念では皐月賞馬に冷や汗をかかせるクビ差2着に入った。このレースでも立ち回りの巧さ、操縦性の高さから小回りコース巧者を印象付けている。中間は併せ馬でいい動きを見せており、気配は順当に上昇。ハンデ55キロなら、初の古馬相手でも主役を務められそう。

マイネルラクリマ(牡8、美浦・上原)は骨折により1年4カ月の間、休養。復帰後3戦はフタ桁着順が続いたが、前走の七夕賞で4着とようやく復調の兆しを見せている。オールカマーなどこれまで重賞3勝で底力はメンバー随一だし、福島コースは得意中の得意。ハンデ57.5キロはメンバー最重タイだが前走から据え置きなら、そこまで割り引く必要はないだろう。上位争いは必至か。4カ月ぶりになるが、意欲的なメニューを順調に消化。8歳馬とは思えない活気があり、いきなり力を出せる態勢にある。

ウインインスパイア(牡5、美浦・高橋祥)は2走前、好メンバーが揃っていた福島芝1800mの準オープン・阿武隈Sで快勝を収めている。4走前の1000万条件勝ちも福島で、コース適性は高そう。ハンデ53キロは魅力だし、上位争いは可能と見ていい。1週前追いでは終いの反応に若干鈍さを感じさせたがここでしっかり攻められたことで変わってきそうな雰囲気。

ダイワドレッサー(牝3、美浦・鹿戸)は、今年のラジオNIKKEI賞で勝ったゼーヴィントに0秒2差の2着。アローワンスを考えればダイワドレッサーのほうが1キロ重い斤量を課せられており、勝ち馬以上の評価が与えられてもいいはずだ。今年2月には中山マイルのフェアリーSでも2着に入っており、いかにも小回りコースでの立ち回りに長けたタイプ。GI秋華賞後とあって、さすがに中間の動きは軽めだが本数自体はこなせている。好調維持と見ていいだろう。

※「武蔵野S」「デイリー杯2歳S」の展望は明日更新いたします!

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