マイルCSの覇者ダノンシャークが引退　僚馬ウインプリメーラも

2014年のマイルCS（GI、芝1600m）などを制したダノンシャーク（牡8、栗東・大久保）が、11月26日に競走馬登録を抹消し、現役から退くことが明らかとなった。今後は種牡馬入りする見込み。また同じく大久保厩舎所属で2016年の京都金杯（GIII、芝1600m）を制したウインプリメーラも（牝6、栗東・大久保）も引退、繁殖入りする。両馬を管理する大久保調教師が発表した。

ダノンシャークは2010年10月の2歳新馬戦でデビューし、翌年1月、キャリア4戦目で待望の初勝利。クラシックの舞台に立つことは叶わなかったが、使われつつ着実に力をつけ、2013年1月の京都金杯で重賞初制覇を遂げた。以降もロードカナロアやジャスタウェイら超一線級メンバー相手に互角の戦いを繰り広げ、5度目のGI挑戦となった2014年マイルCSでついに頂点へと昇りつめた。その後は残念ながら勝ち星をあげることはできなかったものの、8歳秋を迎えた本年11月のマイルCSでも僅か0秒3差4着に奮戦するなど、息の長い活躍でファンを沸かせた。

ウインプリメーラは2012年9月にデビュー。同年11月のアルテミスSで3着、翌年3月のチューリップ賞で2着に入るなど早くから活躍し、桜花賞にも進出した（11着）。古馬となってクラス再編で1000万条件に降級したが、順調に走り続け2015年5月に条件クラスを卒業。オープン入りしてからも芝マイル戦線で安定した走りを見せ、今年の京都金杯で重賞初制覇を成し遂げている。11月20日のマイルCS（12着）がラストランとなった。

▽【ダノンシャーク】
父ディープインパクト
母カーラパワー
母父Caerleon
通算39戦7勝

《重賞勝鞍》
2014年　マイルCS（GI）
2013年　富士S（GIII）
2013年　京都金杯（GIII）

▽【ウインプリメーラ】
父ステイゴールド
母エリモプリティー
母父フォーティナイナー
通算33戦6勝

《重賞勝鞍》
2016年　京都金杯（GIII）

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