【地方競馬トピックス】武豊騎手地方ダート重賞100勝達成！　本日は園田で兵庫ジュニアグランプリ！

■11月22日、浦和競馬場で行われた浦和記念でケイティブレイブ（牡3）が1着となり、騎乗していた武豊騎手騎手（47、栗東・フリー）は、地方競馬のダートグレード競走（※）通算100勝を達成した。

【主な重賞勝ち鞍】
2002年　ジャパンダートダービー（GI）　ゴールドアリュール
2007年　東京大賞典（JpnI）　ヴァーミリアン
2011年　JBCクラシック（JpnI）　スマートファルコン
2016年　帝王賞（JpnI）　コパノリッキーなど100勝

※2008年までは「ダート競走格付け委員会」、2009年以降は「日本グレード格付け管理委員会」により格付け承認を得た競走のこと。

なお、全100勝一覧はNAR地方競馬全国協会公式ホームページをご覧ください（外部に接続されます）。

■11月23日、園田競馬場で交流重賞・兵庫ジュニアグランプリ（JpnII、ダ1400m）が開催される。本競走はJRA所属馬が5頭、迎え撃つ地方所属馬は7頭が出走予定だ。発走は15時55分。

ネコワールド（牡2、美浦・堀井）はここまで3戦2勝。芝レースの函館2歳Sこそ惨敗しているが、ダートでの2戦はともに小気味いい先行力を駆使しての押し切り勝ちを決めている。前走同様大外枠に入ったものの、テンのダッシュ力は抜群だけにすんなり前にとりつき、自分の型でレースはできるだろう。この中間は先週、先々週とビッシリと負荷をかけられ、20日の最終稽古ではウッドで脚を慣らす程度だったとはいえ、終い1Fは11秒9と切れに切れた。何ら不安ないデキで出走できそうだ。武豊騎手のダートグレード競走101勝目はこの馬か。

ハングリーベン（牡2、美浦・武井）は2走前のヤマボウシ賞でネコワールドの2着。中団から渋太く脚を伸ばし、ゴール前あと一完歩あれば……というところまで追い詰めた。前走は直線200mを残しあっさりと先頭に立ちそのまま押し切る圧巻の内容。秘めるポテンシャルは相当で、まともならここでも好戦は必至だろう。稽古で目立った時計は出ていないが、軽快な脚捌きを見るにすこぶる体調は良さそう。軽視はできそうにない。

ゲキリン（牡2、栗東・吉村）は1番人気に推された前走のなでしこ賞で、ハングリーベンを捕らえ切れず2着。レース前からテンションが高く、道中も頭を上げて引っ掛かるなど、キャリアの浅さがモロに出てしまった印象だ。ただ、それでも終いはグイグイ伸びたように、素質の高さは並々ならぬものがある。最終稽古では坂路で4F53秒フラット、終い1F12秒6の数字を馬なりで記録。かなり下の抜かるんだなかでのものだけに上々と見ていいだろう。1カ月に1走とゆったり間隔をあけながら大事に使われており、上昇度合いではメンバー随一か。鞍上にC.ルメール騎手というのも心強い限り。

あとは中央の芝レースで2勝をあげているリンクスゼロ（牡2、栗東・森）、アズールムーン（牝2、美浦・齋藤誠）。ともに初ダートを苦にしないようならば、食い込む余地は十分にあるはず。また、地方勢では門別で6戦4勝2着2回と底を見せていないバリスコア（牡2、北海道・田中淳）、地の利を活かしたいブレイヴコール（牡2、兵庫・諏訪貴）あたりに注目か。

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